【仕入経費】の使い方

【仕入経費】オブジェクトの使い方に関する操作マニュアルです。

仕入経費レコードは、検収、期間収益、T＆M費用レコードから作成します。仕入経費レコードを使用して、任意の債務管理システム、会計システムにデータを登録することができます。

ツバイソERPとはボタン一つでツバイソERPの購買管理（債務管理）にAPI連携し、相互にURLリンクを生成し、整合性維持、トレースすることができます。

債権債務マスタ（購買）についても連携前に自動的に【取引先債権債務情報】と同期することができます。

ツバイソERPと連携することにより債務先別に【取引先関連情報】に債務残高を取得し、与信管理に使用することができます。

仕入経費レコード一覧の確認方法

ナビゲーションバーから「仕入経費」を選択すると、参照権限がある仕入経費レコードの一覧(リストビュー「最近参照したデータ」)が表示されます。ツバイソPSA標準で推奨のリストビューを用意していますが、ユーザ毎に業務に合わせてカスタマイズすることができます。

仕入経費レコードの新規作成方法

（例：期間費用の仕入経費作成（締処理済）リストビュー）

検収オブジェクト、期間費用オブジェクト、T＆M費用オブジェクトのリストビューにて、「仕入経費作成（締処理済）」を選択してください。

(1)仕入経費レコードの作成元となるレコードをチェックし、(2)「仕入経費を一括作成」ボタンを押すことで、まとめて仕入経費レコードを作成することができます。

検収・期間費用・T＆M費用レコードにおいて、ツバイソロック情報セクションにある「締処理後自動作成（支払・仕入経費）」にチェックが入っている場合、検収・期間費用・T＆M費用レコードの締処理後に「仕入経費自動作成」に自動的にチェックが付き、仕入経費レコードが自動作成されます。
「締処理後自動作成(支払・仕入経費)」は、カスタム設定（ツバイソPSA）で初期値を設定することができます。

詳細は、各オブジェクトの「仕入経費を一括作成の使い方」をご覧ください。

使用方法

「明細」タブの明細エディタから、明細の追加、編集、削除ができます。

ツバイソERPとの連携方法

仕入経費オブジェクトのリストビューにて、「システム連携（締処理済）」を選択してください。

(1)ツバイソERPと連携したい仕入経費レコードをチェックし、(2)「システム連携」ボタンを押すことで、ツバイソERPに仕入経費レコードが作成され、相互にURLリンクが生成されます。

ツバイソロック情報セクションにある「締処理後ERP自動連携」にチェックが入っている場合、仕入経費レコードの締処理後に「ERP自動連携」に自動的にチェックが付き、仕入経費レコードがツバイソERPに自動連携されます。「締処理後ERP自動連携」はカスタム設定（ツバイソPSA）で初期値を設定することができます。

項目一覧

項目名	説明
基本情報
件名
仕入先	取引先関連情報にて、取引先区分が仕入先と設定されている取引先から選択可能です。
無効	本レコードを無効とする場合にチェックしてください。
支払先（債務管理対象）	取引先関連情報にて、取引先区分が支払先と設定されている取引先から選択可能です。
承認情報
承認ステータス
承認日
部門	当該レコードの責任部門を設定してください。レポートで集計が可能となります。また、承認プロセスの承認者を当部門の責任者設定によって自動設定することができます。案件責任者が設定されている場合は案件責任者1,2,3を承認者とすることができます。
担当者
次の承認者	「カスタム設定」\|「ツバイソ動的承認プロセス機能の自動承認者設定機能の使用」をチェックすることにより、承認モードに従って、承認者が自動設定されます。
次の承認者番号(案件承認)	案件承認の時に使われます。システムにより自動更新されます。
承認モード	案件の責任者1が存在する場合は《案件承認》モード、存在しない場合は《部門承認》モードとなります。《案件承認》モードの場合は、案件の責任者1を最初の承認者として設定します。《部門承認》モードの場合は、レコードの部門の責任者を最初の承認者として設定します。
一括申請	チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 申請中。「ツバイソロック(承認)」 = True。
一括承認	チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 承認済。「承認日」= 実施日。「ツバイソロック(承認)」 = True。
作成中に戻す	チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 作成中。「承認日」= 空欄。「ツバイソロック(承認)」 = False。「一括申請」または「一括承認」がチェックされているときに使用できます。
受注承認日
発注承認日
検収承認日
T＆M費用承認日
日付情報
計上日
金額情報
仕入経費金額（税抜）	関連する仕入経費明細オブジェクトの金額（税抜）[外貨]の合計（無効を除く）
仕入経費金額（税込）	関連する原価明細オブジェクトの金額（税込）の合計（無効を除く）
消費税	関連する原価明細オブジェクトの税額の合計（無効を除く）
消費税調整額	関連する仕入経費明細オブジェクトの消費税調整額の合計（無効を除く）
消費税情報
仕入経費金額（税込・10%）	関連する明細の税率10%の金額（税込）の合計（無効を除く）
仕入経費金額（税込・8%）	関連する明細の税率8%の金額（税込）の合計（無効を除く）
仕入経費金額（税込・0%）	関連する明細の税率0%の金額（税込）の合計（無効を除く）
消費税端数処理方法（見出し）
消費税（10%）	仕入経費金額（税込・10%）* 10 / 110。端数処理は、得意先.取引先関連情報.消費税端数処理方法（見出し）の設定に従います。
消費税（8%）	仕入経費金額（税込・8%）* 8 / 108。端数処理は、得意先.取引先関連情報.消費税端数処理方法（見出し）の設定に従います。
外貨建取引情報
仕入経費金額（税抜）[外貨]	関連する仕入経費明細オブジェクトの金額（税抜）[外貨]の合計（無効を除く）
通貨	商品・サービスを選択した際、その商品・サービスの「通貨」に選択されている値が転記されます。「通貨」が設定されると、同じ「通貨」が設定された商品・サービスのみ選択可能となり、異なる「通貨」の商品・サービスは選択できなくなります。
為替レート種別	為替レートの取得に使用されます。レコードの作成時に作成元レコードの「為替レート種別」が転記されます。発注の「契約為替レート種別」の値がある場合は発注の「契約為替レート種別」が転記されます。
換算日	為替レートの取得において「対象日」として使用します。レコード作成時、「計上日」の変更時に「計上日」と同じ日付が設定されます。
為替レート	為替レートレコードから「通貨」「為替レート種別」「換算日」の組み合わせによって為替レートを取得します。
管理会計
部門（会計）	当該レコードの会計上の部門を設定してください。関連する発注に設定された部門（会計）がデフォルトとして転記されます。システム連携では、仕入経費レコードの部門（会計）をAPI連携します。
セグメント種別1	セグメント種別：グループ1から選択することができます。
セグメント種別2	セグメント種別：グループ2から選択することができます。
セグメント種別3	セグメント種別：グループ3から選択することができます。
その他情報
備考
メモ（社内用）
tb_ExId	インポート・エクスポート用の外部IDとして用います。使わなくても構いません。 Salesforce org 間のインポート・エクスポートの場合は元のデータの Id を tb_ExId__c にコピーして使います。
リファレンス情報
案件
受注
制作指図
原価計算票(集計済)	原価計算票の集計値に含まれている場合に原価計算票が関連付けされます。含まれない場合はブランクになります。
調達
発注
検収
期間費用
T＆M費用
仕入経費(赤黒修正元)
仕入経費（社内取引）
システム連携情報
ERP自動連携	本レコードを自動でERP連携する場合にチェックしてください。
システム連携済	すべての仕入経費明細がシステム連携されている場合にチェックがつきます。
明細数	関連する仕入経費明細レコードの件数（見出と無効を除く）
システム連携未連携明細数	関連する仕入経費明細オブジェクトのうちシステム連携がされていない件数（見出と無効を除く）
ツバイソロック情報
全明細確認済	全ての仕入経費明細が確認済となっている場合（明細数 = 確認済明細数）にチェックがつきます。
確認済明細数	確認済がチェックされている仕入経費明細レコードの件数（見出と無効を除く）
ツバイソロック(承認)
ツバイソロック(承認)ユーザ
ツバイソロック(承認)最終ロック日時
ツバイソロック(承認)の更新
ツバイソアンロック(承認)の更新
月次締処理
締処理	本レコードを締処理する場合にチェックしてください。
締処理後ERP自動連携	チェックをつけることで締処理後に仕入経費明細がツバイソERPに自動作成、連携されます。ERP自動連携にチェックがつくことにより実行されます。
ツバイソロック(締め)	「締処理」にチェックをつけることにより、以下を除き全ての項目がロックされます。[ERP自動連携、システム連携未連携明細数、システム連携済、メモ（社内用）、原価計算票(集計済)、赤黒修正]
ツバイソロック(締め)ユーザ
ツバイソロック(締め)最終ロック日時
ツバイソロック(締め)の更新
ツバイソアンロック(締め)の更新
ツバイソロック(無効)	「無効」にチェックをつけることにより、以下を除き全ての項目がロックされます。[システム連携未連携明細数、システム連携済、仕入経費金額（税抜）、仕入経費金額（税抜）[外貨]、仕入経費金額（税込・0%）、仕入経費金額（税込・10%）、仕入経費金額（税込・8%）、仕入経費金額（税込）、全明細確認済、明細数、消費税、消費税調整額、消費税（10%）、消費税（8%）、確認済明細数、社内取引]
ツバイソロック(無効)ユーザ
ツバイソロック(無効)最終ロック日時
ツバイソロック(無効)の更新
ツバイソアンロック(無効)の更新
システム情報
社内取引	仕入先、支払先（債務管理対象）の取引先コードがいずれも[InHouseTransaction]の場合にチェックがつきます。
赤黒修正	赤黒修正を行った場合に修正元レコードと修正先レコード（赤、黒）の合計３つのレコードにチェックがつきます。

仕入経費明細 (2023/11/14 更新)

項目名	説明
基本情報
商品・サービス
商品・サービスマスタ種別
仕入経費明細表示名	明細に表示する内容を記載してください。空白にしてかつ単価、数量をブランクまたは0にするとPDF帳票の明細行そのものが表示されなくなります。
丸め方法（単価 * 数量）
消費税端数処理方法（明細）
確認済	明細単位で内容確認したかのチェックに使用することができます。全ての「確認済」にチェックがつくと関連する仕入経費の「全明細確認済」にチェックがつきます。
備考
無効
案件名	原価オブジェクトの調達オブジェクトの案件オブジェクトの案件名
計上日
行番号
金額情報
単価（税抜）
数量
期間	期間費用の場合は、契約期間を入力して下さい。
金額（税抜）	単価（税抜） * 数量 * 期間 + 期間割計算の端数差額。丸め方法（単価 * 数量）の方法で丸め込みます。インボイス制度経過措置控除額が存在する場合は、インボイス制度経過措置計算前の金額（税込） - インボイス制度経過措置調控除額。
金額（税込）	金額（税抜） + 税額
税率(%)
単位
表示単位
期間単位
税額	金額（税抜） * 税率(%) + 消費税調整額。インボイス制度経過措置控除額が存在する場合は、インボイス制度経過措置控除額。
消費税調整額	明細合計金額の消費税額と明細単位の消費税額の差額調整に使用します。
期間割計算の端数差額	発注明細において費用認識の方法が期間費用の単価を年額で設定している場合は、月換算の単価を計算する時に小数点以下を四捨五入しています。その結果、期間費用計上回数分作成した期間費用レコードの合計金額が発注明細における金額と一致しない場合があり、その端数差額を算出しています。生じた端数差額は、初月計上の期間費用明細に加算します。
インボイス制度経過措置計算前の金額（税込）	インボイス制度経過措置控除額の計算実行直前の「金額（税込）」が設定されます。
インボイス制度経過措置控除額	インボイス制度経過措置計算前の金額（税込）* 税率(%) * 税区分マスタ（購買）の経過措置控除割合 / (1 + 税率(%))。
インボイス制度経過措置控除額の計算実行	チェックをつけることで、「インボイス制度経過措置控除額」を計算します。
管理会計
管理会計を再作成
商品・サービスセグメント1	セグメント種別：商品サービス1から選択することができます。
商品・サービスセグメント2	セグメント種別：商品サービス2から選択することができます。
商品・サービスセグメント3	セグメント種別：商品サービス3から選択することができます。
その他情報
メモ（社内用）
リファレンス情報
仕入経費
検収明細
期間費用明細
T＆M明細
システム連携情報
購買原因マスタ	ツバイソERPに連携する際の、購買原因マスタとして使用されます。
債権債務マスタ（購買）
税区分マスタ（購買）	ツバイソERPに連携する際の、税区分マスタとして使用されます。
ツバイソERP 取引先コード
ツバイソERP 原因コード
ツバイソERP債権債務マスタコード（購買）
ツバイソERP 債務増減区分
ツバイソERP 課税区分コード	税区分マスタの税区分コード(ERP)が転記されます。税区分コード(ERP)が未設定の場合は税区分コードが転記されます。
ツバイソERP 部門コード
ツバイソURL
ツバイソ連携結果
ツバイソ連携日時
ツバイソ連携ステータス
ツバイソ連携リクエスト
ツバイソ連携レスポンス
他システム連携用情報
取引先コード(連携用)
購買原因（勘定科目）（連携用）
債権債務（勘定科目）（連携用）
セグメントコード1(連携用)
セグメントコード2(連携用)
セグメントコード3(連携用)

※過去バージョンの内容は、以下のファイルをご確認下さい。