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はじめに
ツバイソPSAで管理する企業活動は、下図の通り大きく売上プロセス(青色)、制作プロセス(紫色)、調達プロセス(緑色)、管理会計に分けられます。ここでは、制作プロセス(紫色)のうちの原価計算管理の基本的な業務フロー、使い方を解説します。
原価計算管理と担当部門
ツバイソPSAでは、業務プロセスをオブジェクトという単位で管理します。
原価計算管理に関する業務とオブジェクトの関係性、主要担当部門は下図の通りとなります。
原価計算全体と、各オブジェクトでの主なオペレーションを学習しましょう。
原価計算票
目的
・制作指図ごとの原価集計、仕掛かり金額の管理
想定される担当部署
管理部門
主なオペレーション
- 原価会計処理方法の設定
- 次回会計計上日の設定
- 集計値の更新
- システム連携
- 原価計算票の締処理
- 会計計上日の更新
事前確認
原価計算票でのオペレーションを行う前に、対象月までの費用が確定している必要があります。
制作指図に関連する経費精算、配員、仕入経費が集計対象となりますので、これらの月次作業完了後に原価計算を実施します。
原価会計処理方法の設定
原価計算票のリストビューから、「原価会計処理方法設定用」を開きます。
原価計算票レコードは制作指図レコード作成時に同時に作成されます。
制作物の性質から判断し、適切な「原価会計処理方法」を選択します。
手動設定が可能ですが、「原価会計処理方法」マスタの「デフォルト」や「商品・サービス」にて設定している「原価会計処理方法」などによって自動設定することも可能です。
(こちらの基本業務フローではプロジェクトを選択して解説します。)
次回会計計上日の設定
原価計算票のリストビューから、「次回会計計上日設定用」を開き、「次回会計計上日」を設定します。
一般的に、制作指図の着手日の属する月の末日が、次回会計計上を行う日となります。
集計値の更新
原価計算票のリストビューから、「集計値を更新用」のリストビューを開きます。
集計値を更新する原価計算票レコードにチェックを入れ、「集計値を更新」をクリックします。
集計期間を選択し、「集計値の更新を実行」をクリックします。
ここで選択した月の末日までの経費等が集計対象となります。
システム連携(原価計算票財務記録の作成)
原価計算票のリストビューから、「システム連携用」のリストビューを開きます。
集計値を更新した原価計算票を選択し、「システム連携」をクリックします。
選択した原価計算票を再度確認し、「原価計算票財務記録の作成を実行」をクリックします。
これにより、仕訳の根拠となる原価計算票財務記録が作成されます。
原価計算票財務記録については下記を参照ください。
原価計算票財務記録の作成後、「ツバイソERP連携を実行」をクリックすると、ツバイソERPのマニュアル伝票管理に仕訳が作成されます。
原価計算票の締処理
原価計算票のリストビューから、「締処理用」のリストビューをクリックします。
原価計算管理を完了するレコードについて締処理を行います。
次回会計計上日の更新
システム連携を行った原価計算票にて、次回会計計上日の更新を行います。