機能の概要
この機能は、ツバイソPSAをツバイソERPと連携することで、ツバイソERP上で債務の管理、会計上の仕訳の作成を行えるようにする機能です。
システム連携を行うと、仕入経費レコードの仕入経費明細レコード毎に、ツバイソERP上の購買管理モジュールで仕入伝票が作成されます。
使用方法
仕入経費レコードを締処理することで、「ERP自動連携」にチェックが入り、システム連携が自動で実行されます。
システム連携実行後、「ERP自動連携」はチェックが外れます。
自動連携を行わない場合は、仕入経費オブジェクトのリストビュー「システム連携(締処理済)」でレコードを選択の上、「システム連携」ボタンから手動で連携を実行することもできます。
※自動連携機能を無効にしたい場合は、カスタム設定で「自動ERP連携機能の使用」のチェックを外してください。
※仕入経費の自動連携機能のみを無効にしたい場合は、カスタム設定で「【仕入経費】[初期値]締処理後ERP自動連携」のチェックを外してください。
連携仕様
- 連携は、PSA→ERPの一方向だけで行われます。
- 既に連携されている仕入経費明細レコードに対しては処理は行われません。 (連携されているかはツバイソURL項目にURLが登録されているか否かで判別します。)
- ERP上で使われる、取引先コード、原因コード、税区分コードは仕入経費明細レコードにERP連携用として登録されているものが使われます。
- 無効のレコードは連携されません。
- 取引先コードは、対象の取引先の取引先関連情報の中で仕入経費明細レコード上に紐づく検収明細 or 期間費用明細 or T&M費用明細と関連した発注明細の債権債務マスタ(購買)に対応する取引先債権債務情報の取引先コードが事前に割り当てられます。
- 原因コードは、仕入経費明細レコードに紐づく検収明細 or 期間費用明細 or T&M費用明細と関連した発注明細の原因コードが事前に割り当てられます。
- 税区分コードは、仕入経費明細レコードに紐づく検収明細 or 期間費用明細 or T&M費用明細と関連した発注明細の税区分マスタの税区分コードが事前に割り当てられます。
- 「システム連携」ボタンから手動で連携を実行する場合は、1回の連携処理で最大1,000件まで連携します。1,000件以上のレコードの連携を行いたい場合は、最初の1,000件の処理が終わってから、再度、連携を行ってください。連携済のレコードを除外して、次の1,000件までの処理が行われます。
- 連携処理は非同期で行われます。連携の実施後に、しばらくしてからリロードボタンをクリックして連携状況を確認してください。
- データの不足等により問題が生じた場合は、連携の処理を行わずに中断します。
事前条件
- 仕入経費明細レコードに紐づく仕入経費レコードには「支払先(債務管理対象)」が設定されている必要があります。
- 仕入経費明細レコードに紐づく仕入経費レコードの「支払先(債務管理対象)」に対応する取引先債権債務情報レコードが必要です。
- 仕入経費明細レコードに紐づく仕入経費レコードの「支払先(債務管理対象)」に対応する取引先債権債務情報レコードのツバイソ取引先コードが必要です。
- 「システム連携」ボタンから手動で連携を実行する場合は、システム連携画面で「ツバイソERP連携を実行」を押す前に「マスタコードを設定」を押し、設定が必要です。
連携後の修復方法
ツバイソPSAの仕入経費明細レコードに、ツバイソURLが入力されていると、連携は行われません。
再度、連携を行いたい場合は、レコードを編集して、ツバイソURLの値を空白にして、ツバイソERP上の伝票を直接削除してください。
ツバイソERP上の伝票を削除しない状態で、再度連携を行うと、既にツバイソERP上にある伝票と再連携されます。(新しい内容には書き換わりません)
マッピングテーブル
作成される条件は以下のとおりです。
ツバイソPSA仕入経費明細 レコード |
API参照名 |
マッピング |
ツバイソERP仕入 レコード |
API参照名 | 項目用途 |
ツバイソERP 取引先コード |
tb_Customer |
→ | 取引先 コード |
customer_master_code | マスタコードを設定でレコードの支払と商品・サービスの債権債務マスタ(購買)から特定した取引先債務情報のツバイソコードがセットされています。 |
金額(税込) | tb_AmountWithTax__c | → | 金額 (税込) |
price_including_tax
|
|
紐づく 【仕入経費】 の計上日 |
tb_Cost_Details__c. tb_RecordDate__c |
→ | 発生日 |
accrual_timestamp
|
|
原因コード |
tb_AcceptanceDetail__r. tb_TermExpense__r. tb_TMExpensesDetail__r. |
→ | 原因 コード |
reason_master_code | マスタコードを設定でレコードに紐づく検収明細 or 期間費用明細 or T&M費用明細に紐づく発注明細の原因コードがセットされています。 |
債務増減 区分 |
tb_AcceptanceDetail__r. or tb_TermExpense__r. tb_TMExpensesDetail__r. |
→ | 原因区分 | dc | マスタコードを設定でレコードに紐づく検収明細 or 期間費用明細 or T&M費用明細に紐づく発注明細の債務増減区分がセットされています。 |
値は c で 固定 → |
貸借区分 | dc | |||
摘要 | (tb_AcCost__r.Name (30文字まででカット されます) + "/" + tb_ProductName__c)の 全体で最大200文字までで カットされます。 |
→ | メモ | memo | |
部門コード | tb_DeptCode__c | → | 部門 コード |
dept_code | マスタコードを設定で仕入経費レコードの部門(会計)のコードがセットされています。 |
税額 | tb_Tax__c | → | 税額 | sales_tax | |
自身の
レコード ページの URL |
→ | データパートナーのリンク先 |
data_partner: link_url
|
||
自身のId | Id | → | データパートナーの外部コード |
data_partner: id_code
|
ツバイソPSA仕入経費明細 レコード |
API参照名 | マッピング ルール |
ツバイソERP仕入 レコード |
API参照名 | 項目用途 |
ツバイソURL | tb_TsubaisoURL__c | ← | 作成された自身のレコードページのURL | ||
ツバイソ 連携結果 |
tb_LastTblinkResult__c | ← | 成功の場合は「成功」、失敗の場合は受け取ったメッセージ | ||
ツバイソ 連携日時 |
tb_LastTblinkDate__c | ← | 連携が実行された日時が入ります。 | ||
ツバイソ連携 リクエスト |
tb_LastTblink
RequestJson__c |
連携時にツバイソERPに送信したパラメータセットが JSON 形式で登録されます。 |