機能の概要
この機能は、ツバイソPSAの原価計算票財務記録をツバイソERPと連携することで、原価管理を行えるようにするものです。
原価計算票財務記録に集計された集計値を指定したタイミングで連携することができます。
原価計算票の集計値が変更された場合や、原価計算票財務記録が作成された時に、自動的にツバイソERP上の値が変更されることはありません。
ツバイソERP上の値を変更したい場合は、都度、システム連携(原価計算票)を行ってツバイソERP上の値を更新してください。
ツバイソERPには【原価計算票財務記録】上の値を使って連携されます。
連携される仕訳は複合仕訳となり、直接材料費、直接労務費、直接経費、制作間接費、それぞれの金額で仕訳明細が作成されます。
作成した【原価計算票財務記録】レコードでシステム連携されていないものが残っている状態で、「原価計算票財務記録の作成」を行うと、システム連携されていない【原価計算票財務記録】レコードは削除されて新しく【原価計算票財務記録】レコードが作成されます。
連携は何度でも行なえます。
ツバイソERP上ではマニュアル伝票として、前回の値を打ち消す赤伝票(必要な場合のみ)、現在の値を設定する黒伝票が、それぞれ、複合伝票で1伝票ずつ作成されます。
このページの最終財務記録には、それぞれの【原価計算票】に紐づく【原価計算票財務記録】のうち、ERP連携を試みたもので最新のものが表示されます。(ERP連携の結果の成功・失敗に関わらず対象とします。)
原価計算票レコードの「最終結果仕訳連携済」は、システム連携を行った結果、ツバイソERPから成功の応答(※ステータス 200 または 201)が返り、かつツバイソPSA上の「ツバイソURL」の設定ができた場合にチェックされます。
原価計算票財務記録オブジェクトのリストビューの「システム連携」ボタンを押すことで利用できます。
連携仕様
連携は、PSA→ERPの一方向だけで行われます。
無効のレコードは連携されません。
レコードは1回の連携処理で、最大原価計算票100件まで連携します。
連携処理は非同期で行われます。
連携の実施後に、しばらくしてからリロードボタンをクリックして連携状況を確認してください。
予め、原価計算票の【原価会計処理方法】を設定してください。
対象レコードのうち、いずれかのレコードで【原価会計処理方法】が設定されていない場合は、処理は中止され、全ての対象レコードのシステム連携は行われません。
システム連携時に使われる勘定科目は、【原価会計処理方法】で設定されたものを使います。
直接材料費、直接労務費、直接経費、制作間接費それぞれにつき、
【原価計算票財務記録】の対応する費用が1円以上でかつ、【原価会計処理方法】の対応する貸借の勘定科目が設定されている場合に、対象費用の仕訳が連携対象となります。
事前条件
必要であれば、連携の前に、原価計算票のリストビューで右上の「集計値を更新」をクリックして、原価計算票の集計値を最新の値に更新してから、原価計算票財務記録の作成を行って下さい。
連携後の修復方法
再度連携を行いたい場合は、レコードを編集して、ツバイソURLの値を空白にしてください。
その状態で再度連携を行うと、 ツバイソERPに既に伝票が作成されている場合は、その伝票は削除されずに、追加で伝票が作成されます。
ツバイソERP上で不要な伝票は直接削除してください。