機能の概要
この機能は、制作指図に1対1で対応する原価計算票の直接経費、直接労務費、直接材料費、制作間接費のそれぞれについて登録されているレコードに基づいて集計する機能です。
この機能を実行するまでは、制作指図に基づく伝票が既に起票済でも、集計値に反映はされません。
会計計上日の設定(「集計値の更新」の事前準備作業)
集計対象月に、原価計算票のリストビューから「2.集計値を更新用」を開き、「会計計上日」に集計対象月の末日を設定します。
※原価計算票レコードは、制作指図レコード作成時に同時に作成されます。
一般的に、制作指図の着手日の属する月の末日が、会計計上を行う日となります。
集計値の更新
「2.集計値を更新用」のリストビューで、集計値を更新する原価計算票レコードにチェックを入れ、「集計値を更新」をクリックします。
集計期間を選択し、「集計値の更新を実行」をクリックします。
これにより、これまで登録したレコードのうち、選択した期間までの仕入経費、配員、制作間接費配賦、経費精算から形態別(直接材料費、直接労務費、直接経費、制作間接費)に集計されます。
集計条件
それぞれの集計値は、以下の条件で集計されます。
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直接経費
原価計算票が参照している制作指図に関連した調達が持っている、仕入経費レコード・経費精算レコードの購買原因マスタの勘定科目マスタの集計科目が「(制)経費」である明細の金額(税抜)の合計が集計されます。 -
直接労務費
原価計算票が参照している制作指図に関連した配員レコードの時間数に、同レコードで定義されている単価を乗じた額が合計されます。
社員によるタイムシート登録のタイムチャージで、配員レコードに時間が積み上げ集計されていきます。 -
直接材料費
原価計算票が参照している制作指図に関連した調達が持っている、仕入経費レコード・経費精算レコードの購買原因マスタの勘定科目マスタの集計科目が「(制)材料費」である明細の金額(税抜)の合計が集計されます。
制作間接費
原価計算票が参照している制作指図に関連した制作間接費配賦レコードの全ての正常配賦額が合計されます。
部門毎の制作間接費配賦レコードを作成・更新しておく必要があります。