Index
はじめに
ツバイソPSAの外貨建取引機能の利用にあたり、必要な設定について説明します。
- 初期設定
- 外貨建取引機能の有効化
- 為替レート種別のデフォルト値の設定
- マスタ設定
- 商品・サービスへの外貨建取引情報の設定
- 取引先関連情報への契約為替レート種別の設定
- 為替レートの設定
初期設定
ツバイソPSAの外貨建取引機能の利用を開始する際に必要な初期設定について説明します。
初期設定はシステム管理者ユーザにて実施します。
外貨建取引機能の有効化
為替レートによる円貨への自動計算や、換算日・契約為替レート種別の自動設定など、外貨建取引機能を有効化します。
- ツバイソPSAカスタム設定のページを表示します。
- 「システム全般機能」タブを表示します。
- 「ツバイソ外貨建取引機能の使用」にチェックをつけ、「更新」ボタンをクリックします。
為替レート種別のデフォルト値の設定
売上プロセスや調達プロセスのレコードで使用する「為替レート種別」の選択リスト項目のデフォルト値の設定をします。
通常はデフォルト値として「社内レート」を設定し、案件ごとの特定の条件がある場合は受注・発注レコードの「契約為替レート種別」項目へ個別に設定してください。
- 「(画面右上)」をクリックし、「設定」を開きます。
- クイック検索に「選択リスト値セット」と入力し、「選択リスト値セット」のメニューを開きます。
- 「為替レート種別」をクリックします。
- 「CORPORATE」の「編集」ボタンをクリックします。
(「社内レート」をデフォルト値とする場合) - 「デフォルト」にチェックをつけ、「保存」ボタンをクリックします。
マスタ設定
ツバイソPSAの外貨建取引機能で必要なマスタ設定について説明します。
商品・サービスへの外貨建取引情報の設定
外貨建取引で使用する商品・サービスレコードへ、通貨や外貨金額の設定をします。
※通貨は、商品・サービスレコード1件に対し、1種類のみ設定可能です。
同じ商材で複数の通貨を使用する場合は、商品・サービスレコードを分けて登録して下さい。
- 設定を行う商品・サービスレコードを表示します。
- 「商品・サービスの登録」フェーズのステップタブを表示します。
- 売上プロセス、調達プロセスの外貨建取引情報を登録します。
取引先関連情報への契約為替レート種別の設定
外貨建取引で使用する取引先関連情報レコードへ、「契約為替レート種別」の設定をします。
受注レコードの得意先や、発注レコードの仕入先として本設定をした取引先を登録した際に、受注・発注レコードの「契約為替レート種別」へ、取引気関連情報に設定した「契約為替レート種別」の値が転記されます。
取引先関連情報の「契約為替レート種別」が設定されていない場合は、為替レート種別のデフォルト値の設定で選択した「為替レート種別」が、受注・発注レコードの「契約為替レート種別」のデフォルト値として使用されます。
- 設定を行う取引先関連情報レコードを表示します。
- 基本情報の登録」フェーズのステップタブを表示します。
- 「契約為替レート種別」の値を登録します。
為替レートの設定
為替レート設定のページから、為替レート種別が「社内レート」の為替レートを設定します。通常は、月次や年次で翌期間の「社内レート」をあらかじめ設定して運用します。なぜなら、売上プロセスや調達プロセスのレコード作成時点で、将来日付の為替レートの設定がされていない場合、為替レートによる円換算がされないためです。
「社内レート」以外の為替レート種別は、以下の条件で為替レートの情報が連携され、自動作成されます。
- 連携は、1日1回16時00分~18時59分の間に行なわれます。
- 連携機能は停止することもできます。※ツバイソスペースツール(ツバイソ社のみ利用可能。必要な場合はご依頼ください。)で設定可能です。
- 連携されるデータは、「みずほ銀行外国為替公示相場(日次)」です。
- 連携の都度、直近60日間の為替レートを取得します。
- 既に同じ条件の為替レートレコードがある場合は、値を更新します。
- 同じ条件の為替レートレコードがない場合は、新規作成します。
- 連携対象通貨コードは USD、HKD、EUR です。
- 為替レート種別は「取引日」のみです。(2024/03/11現在)