はじめに
IT業におけるSES(システムエンジニアリングサービス)や派遣業、広告代理業、チケット制サービス、その他従量料金によるサービス提供を行なっている企業向けの運用方法について説明します。
タイム&マテリアルの契約は、単価の条件を定め、実績の時間や数量を乗じて発生した金額を発注者が受注者に支払います。
早速、以下のSESを例に見てみましょう。
設例
顧客と準委任契約を取り交わし、以下のランク1、ランク2の社員によるITサービスを提供します。
- ランク1
- 750,000円/月
- 基準時間:140h ~ 180h
- 控除単価:5,350円/時間
- 超過単価:4,160円/時間
- 契約期間:2024/1/1 ~ 2024/6/30
- 3人
- ランク2
- 900,000円/月
- 基準時間:140h ~ 180h
- 控除単価:6,420円/時間
- 超過単価:4,992円/時間
- 契約期間:2024/1/1 ~ 2024/3/31
- 1人
- 合計 16,200,000円
見積
SES案件という案件を作成し、以下のとおり、見積レコードに明細を登録します。
これにより以下の見積書を作成できます。
管理会計タブより、【標準原価計算方式】商品・サービス別月次見積損益を選択することで、将来の損益予測値が自動生成されていることを確認できます。
受注作成以降は他のチュートリアルと同じです。