Index
はじめに
Salesforceの【商談】オブジェクトにおけるツバイソPSAの案件レコード、見積レコード、受注レコードの作成に関する操作マニュアルです。
ツバイソPSAは、Salesforce(Sales Cloud)とシームレスに連携して運用することができるように設計されています。
以下の動画では、商談から案件と見積を作成し、互いにリンクされていることを確認できます。
Sales Cloudでリード、キャンペーン、商談管理を行い、ツバイソPSAで、取引先管理(取引先区分、請求情報、支払情報、債権債務残高、与信、反社チェック、取引承認)、案件、見積、受注、制作・プロジェクト管理以降の基幹業務プロセスを行えるように最適化されています。
Sales Cloudで作成した取引先、商品、価格表エントリなどのマスタデータを同期し、商談、商談商品などの取引データを引き継ぎ、かつ、リレーションを持たせることができるため、業務の自動化を行えるようになります。
さらに、レポートやダッシュボードを使って、商談とツバイソPSAが持つ多くのデータを関連づけて営業パフォーマンス(どの商談が受注、売上を創出したか、比率など)を分析することができるため、データ活用の幅が広がります。
商談、商談商品等のSales Cloud標準オブジェクトとツバイソPSAとの関係は以下の通りです。
Salesforceの商品オブジェクトなどのER図はこちらを参照してください。
ツバイソPSA連携においては、Sales Cloudの商談からツバイソPSAの【案件】を作成しますが、その際に、商談で蓄積した「活動の記録」「メール」「Chatter」「ファイル」も案件に引き継ぐことができます。
Sales Cloud連携の運用方法
Sales Cloud連携による運用は、以下の方法があります。
- Sales Cloudの商品を使用せず、直接ツバイソPSAの商談明細を使用する方法
- Sales Cloudの商品、価格表、商談商品を利用し、ツバイソPSAの商品・サービス、価格表(PSA)、商談明細を自動同期させる方法
1. Sales Cloudの商品を使用せず、直接ツバイソPSAの商談明細を使用する方法
Sales Cloudで、商品(商談商品)を使用していない場合はこちらの方法がシンプルで使いやすく、おすすめです。
Sales Cloudの「商談商品」「商品」「見積」を使用せず、ツバイソPSAの「商談明細」「商品・サービス」「見積」を使用します。商談明細は、「商談」の画面から直接作成することができます。「案件」「見積」「受注」も同様に「商談」の画面から作成することができます。
2. Sales Cloudの商品、価格表、商談商品を利用し、ツバイソPSAの商品・サービス、価格表(PSA)、商談明細を自動同期させる方法
Sales Cloudで、商品(商談商品)を使用している場合は、こちらの方法によることで、営業部門の業務を変えることなく、また、コストのかかるシステムインテグレーションを行うことなく、ツバイソPSAと統合することができます。
以下は、上述したSales CloudとツバイソPSAとの2つの連携方法共通の運用です。
商談に関連づけて、商談明細を作成し、商談から案件、見積、受注へと業務プロセスが流れます。
商談明細の作成方法
商談中の商品・サービス、数量、金額を商談明細として商談に登録することができます。商談明細は、「明細」タブの明細エディタにある「追加」「履歴から追加」「価格表から追加」ボタンを押すことで開く入力ダイアログから登録することができます。
「明細」タブの明細エディタでは、フェーズに関わらず常時明細の追加、編集、削除が可能です。
商談明細では、ツバイソPSAの「商品・サービス」マスタから選択することができます。
Sales Cloudの「商品」をツバイソPSAの「商品・サービス」と連携している場合は、「商談明細」は、Sales Cloudの「商談商品」を作成することで自動作成されます。(変更、削除も同期されます。)
また、商談明細は、以下で説明する商談から作成する見積、受注の明細として転記して使用することができます。
見積レコードの新規作成方法
ステップの「見積作成」から商談と商談明細を利用して見積レコードを新規作成することができます。また、見積レコード作成と合わせて、案件を自動作成することができます。
一つの商談から複数の案件、見積を作成することができます。
受注レコードの新規作成方法
ステップの「受注作成」から商談と商談明細を利用して受注レコードを新規作成することができます。
受注レコードは、商談に関連する既存案件に見積レコードがある場合は、その見積レコードを利用して作成することができます。
また、見積レコードを作ることなく、直接受注レコードを作成(合わせて案件レコードを作成)することもできます。
一つの商談から複数の案件、受注を作成することができます。
取引先関連情報の作成
ツバイソPSAで見積、受注を作成する場合は、取引先の基幹システム情報として取引先関連情報(取引先区分、与信、反社チェック、債権管理情報、債務管理情報、取引先承認など)が必要です。
上記の見積作成、受注作成、案件作成を行う際に、取引先関連情報が作成されていない場合は取引先関連情報の作成プロセスに進みます。
取引先管理業務の運用全般についてはこちらを参考にしてください。
取引先関連情報については、以下を参照してください。
項目一覧
項目名 | 説明 |
基本情報 | |
商談明細表示名 | 明細に表示する内容を記載してください。空白にしてかつ単価、数量をブランクまたは0にするとPDF帳票の明細行そのものが表示されなくなります。 |
丸め方法(単価 * 数量) | |
消費税端数処理方法(明細) | |
備考 | |
商談名 | 商談オブジェクト名 |
行番号 | |
見積金額情報(見積書表示) | |
単価(税抜) | |
数量 | |
期間 | 期間収益の場合は、契約期間を入力して下さい。T&Mの場合は任意で設定可能です。 |
金額(税抜) | 単価(税抜) * 数量 * 期間(期間収益の場合) を丸め方法(単価 * 数量)の方法で丸め込みます |
金額(税込) | 金額(税抜) + 税額 |
税率(%) | |
単位 | |
表示単位 | |
期間単位 | 期間を設定した場合は期間単位を選択して下さい。 1ライセンス1ヶ月 XX円でサービスを定めている場合は、単位は「ライセンス」、期間単位は「月」、 1ライセンス1年間 YY円でサービスを定めている場合は、単位は「ライセンス」、期間単位は「年」となります。 |
税額 | 金額(税抜) * 税率(%) |
商品情報 | |
商品・サービス | |
自社商品コード | |
メーカー商品コード | |
商品・サービス承認ステータス | |
価格表情報 | |
価格表 | |
商品名(価格表) | |
商品コード(価格表) | |
価格表明細 | |
価格表から作成 | 価格表を使用して作成した明細にチェックがつきます。 |
その他情報 | |
メモ(社内用) | |
tb_ExId | インポート・エクスポート用の外部IDとして用います。使わなくても構いません。 Salesforce org 間のインポート・エクスポートの場合は元のデータの Id を tb_ExId__c にコピーして使います。 |
リファレンス情報 | |
商談 | |
商談商品 | |
商品・サービスセグメント1 | セグメント種別:商品サービス1から選択することができます。 |
商品・サービスセグメント2 | セグメント種別:商品サービス2から選択することができます。 |
商品・サービスセグメント3 | セグメント種別:商品サービス3から選択することができます。 |
システム情報 | |
無効 | 本レコードを無効とする場合にチェックしてください。 |
※過去バージョンの内容は、以下のファイルをご確認下さい。