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はじめに
【取引先】オブジェクトの使い方に関する操作マニュアルです。
【取引先】はSalesforceの標準オブジェクトです。
ツバイソPSAを使用するためには、基幹情報としての取引先の詳細情報(取引先区分(得意先、請求先、仕入先、支払先、納品先)や、当該取引先以外が請求先、支払先、納品先となる場合のその取引先、各種帳票のデフォルトとして使用する宛名情報、与信管理情報、債権債務残高(ツバイソERPと連携している場合に利用可能)、反社チェック情報、ツバイソERPの債権債務管理との連携情報など)とその承認が必要となります。
そのため、取引先の基幹詳細情報として、【取引先】レコードから【取引先関連情報】レコードを作成し、ここで管理できるようにしています。詳細は、【取引先関連情報】を参照してください。
下図は取引先管理の業務プロセス全体を表しています。取引先管理の全体像はこちらを参考にしてください。
取引先レコード一覧の確認方法
マスタから「取引先」を選択すると、参照権限がある取引先レコードの一覧(リストビュー「最近参照したデータ」)が表示されます。ツバイソPSA標準で推奨のリストビューを用意していますが、ユーザ毎に業務に合わせてカスタマイズすることができます。
※リストビューの活用方法
取引先レコードの新規作成方法
【取引先】オブジェクトのリストビューの「新規」で作成します。
具体的な使用方法は、こちらを参照してください。
項目一覧
項目名 | 説明 |
その他情報 | |
tb_ExId | インポート・エクスポート用の外部IDとして用います。使わなくても構いません。 Salesforce org 間のインポート・エクスポートの場合は元のデータの Id を tb_ExId__c にコピーして使います。 |
ツバイソPSA取引先関連情報 | |
取引先コード | 取引先関連情報で設定された取引先コード。 データ型:テキスト。100文字。大文字と小文字を区別しない。 |
初回契約日 | 得意先と最初に契約した日付を登録します。コホート分析、NRR (Net Revenue Retention) 売上継続率、Customer Renewal Rate = 既存顧客の契約更新率の分析に使用します。初回契約日がブランク&取引先区分(得意先)チェックありの場合は、日次バッチ処理により、関連する受注レコードの契約日が自動登録されます。 |
取引先関連情報 | |
終了済 | 関連する取引先関連情報の「終了日」が到来(終了日 <= 本日)し「終了済」にチェックがつくと、取引先の「終了済」にチェックがつきます。取引先の「終了済」にチェックがつくと各種取引で新たに選択できなくなります。(既存の取引に影響はありません。) 取引先の「終了済」のチェックはリアルタイムではなく、バッチで毎日深夜に行われます。 |
無効(取引先関連情報) | 取引先関連情報で無効チェックされている場合にチェックされます。無効がチェックされている取引先は、ツバイソPSAで選択することができません。 |
取引先関連情報を作成 | チェックをつけると取引先の基本情報を使用して取引先関連情報を作成します。転記項目は取引先名、電話番号、住所、宛名、郵便番号、取引先コードです。 |
取引先区分(得意先) | 取引先関連情報において、得意先として設定されている場合、自動的にチェックが入ります。業務プロセスで取引先を選択する場合に、取引先区分によって設定できるか否かが決まります。 |
取引先区分(請求先) | 取引先関連情報において、請求先として設定されている場合、自動的にチェックが入ります。業務プロセスで取引先を選択する場合に、取引先区分によって設定できるか否かが決まります。 |
取引先区分(仕入先) | 取引先関連情報において、仕入先として設定されている場合、自動的にチェックが入ります。業務プロセスで取引先を選択する場合に、取引先区分によって設定できるか否かが決まります。 |
取引先区分(支払先) | 取引先関連情報において、支払先として設定されている場合、自動的にチェックが入ります。業務プロセスで取引先を選択する場合に、取引先区分によって設定できるか否かが決まります。 |
取引先区分(納品先) | 取引先関連情報において、支払先として設定されている場合、自動的にチェックが入ります。業務プロセスで取引先を選択する場合に、取引先区分によって設定できるか否かが決まります。 |
企業グループ | 所属する企業グループとしての取引先。取引先関連情報より自動設定されます。 |
ツバイソPSA取引先別継続案件情報 | |
取引先別継続案件を作成 | チェックすることで取引先別継続案件(取引先別に一定期間共通利用する案件)を自動作成します。 取引先別継続案件は物販など取引先別に頻度高く反復取引する場合に使用します。 ユーザが個々の取引を行う都度案件を作成したり選択する必要はなく、システムが自動的に取引先ごと期間ごとに案件として損益管理します。 |
案件開始日 | 取引先別継続案件を作成した際の案件の開始日として使用します。 |
案件終了日 | 取引先別継続案件を作成した際の案件の終了日として使用します。 |
案件自動更新 | チェックすることで、案件の終了日に更新時の案件開始日から終了日までの期間の取引先別継続案件を自動作成します。 |
更新時の案件開始日 | 取引先別継続案件を更新作成する際の案件の開始日として使用します。 |
更新時の案件終了日 | 取引先別継続案件を更新作成する際の案件の終了日として使用します。 |
ツバイソPSA階層情報 | |
階層 | 管理会計集計用の当該取引先の階層を設定してください。階層1が最下層で、階層5まで設定することができます。当該取引先の階層を含む全体の階層構造は、階層1〜5を確認してください。 |
階層設定を実行 | チェックすることで「上位セグメント」と「階層」の設定をもとに、「階層1」「階層2」「階層3」「階層4」「階層5」を自動設定します。 親階層の子階層の上限は10,000レコードです。 例:階層2に項目Tier2-1、Tier2-2が存在する場合、Tier2-1の子階層(階層1)は10,000レコード以内、Tier2-2の子階層(階層1)も同様に10,000レコード以内となる必要があります。 |
階層1 | |
階層2 | |
階層3 | |
階層4 | |
階層5 |
※過去バージョンの内容は、以下のファイルをご確認下さい。