【PSA】Salesforce取引先マージ機能のツバイソPSAへの影響
概要
Salesforceの標準機能には、重複ルールが適用されたときに、取引先をマージする機能があります。
重複する取引先のマージ
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.account_merge.htm&type=5
この機能のツバイソPSAへの影響について考察します。
ツバイソPSAでは非推奨
結論としては、ツバイソPSAで使用している取引先に対しての取引先マージの適用はお勧めできません。ツバイソPSAで使用している取引先とは、取引先関連情報の作成された取引先です。
その理由は、取引先マージによる取引先の置換処理はロックや入力規則に関わらず実行されるため、PSAで許容していない不整合な状態が起こり得るからです。
具体例
以下で取引先マージによって取引先A1(得意先)を取引先A2(仕入先)に統合する例を考えてみます。
- 取引先A1:得意先=TRUE, 仕入先=FALSE、取引先A2:得意先=FALSE、仕入先=TRUEの状態です。
- このとき、受注レコードで取引先A1を得意先として選択しているとします。PSAの受注オブジェクトの得意先フィールドは、取引先.得意先=TRUEとなっている取引先しか保存できない入力規則があります。
- ここで、取引先マージにより、取引先A1(得意先)を取引先A2(仕入先)に統合したとします。
- A2(仕入先)は入力規則により本来は得意先で選択されることはあり得ませんが、既存の受注レコードの得意先で選択されていた取引先A1は、A2(仕入先)に置換されます。
- 結果、得意先ではないにも関わらず、受注の得意先にA2(仕入先)が設定された不整合な状態となります。この受注レコードを更新(編集して保存)しようとすると、入力規則によりエラーとなるため保存することができません。
ツバイソPSA内の様々なオブジェクトで取引先が使用されており、上記のような影響は非常に広範囲に及ぶことが想定されます。
ツバイソPSAに取引先関連情報を作成する前、すなわちSalesCloudでリード管理、商談管理でのみ利用している場合にはこの影響はありませんので、マージ機能の利用を検討される場合、あるいは既に運用されている場合は、取引先関連情報の作成されていない取引先の範囲で実施する運用ルールとするのが良いと考えられます。
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