Index
Claude・Cursor・ChatGPT・Microsoft Copilot StudioなどのAIクライアントから、お客様のツバイソPSA/IMA(Salesforce組織)のデータを、話しかけるだけで参照・集計し、登録・更新まで行えます。 Salesforceが提供する標準のMCPサーバーを使うため、個別のシステム開発は要りません。
たとえば、次のような依頼ができます。
- 「契約自動更新がオンで、90日以内に契約終了日が来る契約を、解約通知期限が早い順に一覧にしてください」——更新判断の漏れ・解約期限の見落としを防げます
- 「受注残高が残っている案件を金額の大きい順に並べ、請求がどこまで進んでいるかも添えてください」——請求漏れ・回収遅れの点検が一瞬で終わります
- 「取引先ごとの受注金額と売上総利益率を集計して、利益率が低い取引先を指摘してください」——採算の悪い取引にすぐ気づけます
- 「与信限度額に対して与信残高の割合が高い取引先から順に教えてください」——与信の監視を日課にできます
日本語のオブジェクト名(受注、請求、案件 など)でそのまま依頼できます。 レポートを組んで書き出す工程を挟まずに集計でき、「この結果をExcelにまとめて」と続ければファイル化もできます。
参照だけでなく、登録・更新まで行うこともできます。 「この案件のメモ欄に○○と追記してください」のように、会話の流れのままデータを更新できます。参照専用で始めて、必要になった時点で登録・更新を足すこともできます。
接続はOAuth認証で保護され、AIが参照できる範囲は接続した利用者ご本人のSalesforce権限(オブジェクト権限・項目レベルセキュリティ・共有ルール)に限られます。
本記事はツバイソPSA/IMA(Salesforce組織)が対象です。ツバイソERPのデータは本記事の方法では参照できません。
AI×MCPの活用メリット
AIが便利なのは、MCPサーバーを使うことで、自分で一切手を動かさなくても、何度もAIに指示を出して、実データに基づいた多様な分析や原因究明、資料作成を完結させられる点にあります。データのエクスポートもコピー&ペーストも不要で、「集計して」「気になる取引先を深掘りして」「原因を調べて」「打ち合わせ資料にまとめて」と対話を重ねるだけで、最後の成果物まで一つの会話の中で仕上がります。
- 常に「いまの実データ」で答える: 事前にエクスポートした時点のデータではなく、質問した瞬間のSalesforceのデータで回答します。AIの弱点である「もっともらしい作り話(ハルシネーション)」ではなく、実在するレコードに基づいた回答が得られ、転記ミスやファイルのバージョン違いもなくなります
- 誰でもデータを活用できる: どこにどんな項目があるか、どの画面を開けばよいか、どう検索条件を組むか——こうした操作知識が一切不要で、やりたいことを日本語で伝えるだけです。これまで「詳しい人に依頼して翌日待つ」だった集計が、その場で誰でもできるようになります
- 個別開発が要らない: 従来のシステム連携のような作り込みが不要です。MCPは業界標準のプロトコルのため、一度組織側を設定すれば対応クライアントのどれからでも使え、特定ツールへの依存(ロックイン)もありません
- データが散らばらない: 利用者本人の権限の範囲で動くため、CSVを出力してメールで回す従来の運用より、データが手元に残りません
セキュリティについて
- 利用者本人の権限に準拠: AIが参照できるデータは、接続した利用者ご本人がSalesforce上で参照できる範囲に限られます。管理者が接続の設定を行っても、管理者の権限が引き継がれることはありません。接続の際に各利用者がご自身のSalesforceユーザーでログインし、その本人単位でアクセストークンが発行されるためです
- 参照専用で始められる: 参照だけのサーバーを有効にすれば、データの作成・更新も行われません
- 削除されない: 本記事の方法で有効にするMCPサーバーは、レコードの削除に対応していません。ただし登録・更新まで有効にした場合、無効化のように利用者から見えなくなる更新は行えます
- 接続はいつでも遮断でき、利用者を限定することもできます(AIクライアント側のコネクタ削除、Salesforce側の外部クライアントアプリケーションの無効化、OAuthポリシーによる事前承認)
- AIクライアント側の設定: 業務データを扱う前に、ご利用のAIが会話の内容をモデルの改善に使う設定になっていないかをご確認ください。設定の場所と既定値は、AIクライアントとご契約のプランによって変わります
複数の組織に接続する場合
本番組織とSandbox(検証環境)、グループ会社ごとの複数のツバイソPSA/IMA組織など、複数の組織に接続して使い分けられます。 ただし同時に並べられる組み合わせにはAIクライアントごとの制約があり、運用の勘所とあわせて設定手順書に記載しています。
接続までの4ステップ
| ステップ | 内容 | 誰が | 目安 |
| 1 | MCPサーバーを有効にする | システム管理者(Salesforce) | 5分+反映2分 |
| 2 | 外部クライアントアプリケーションを作成する | システム管理者(Salesforce) | 10分+反映最大30分 |
| 3 | コンシューマ鍵を取得する | システム管理者(Salesforce) | 2分 |
| 4 | AIクライアントにコネクタを追加し、利用者が接続する | AI環境の管理者と利用者 | 1人あたり数分 |
ステップ1〜3は組織で1回だけです。 ステップ4は、組織でまとめて設定できる契約であれば管理者が1回行い、利用者は「接続」を押すだけです。そうでない場合は、利用者それぞれが同じ設定を行います。
設定手順のご案内
具体的な設定手順は、トライアル開始時にご案内します。
すでにサインインいただけるお客様は、次の手順書をご覧ください(サインインが必要です)。標準のMCP接続だけをご利用の場合は、同記事の「作業5」が該当します。
Claude・Cursor・ChatGPT・Microsoft Copilot Studioについては、AIクライアントごとの値と画面をまとめた記事を同じ場所にご用意しています。
手順書に載せているAIクライアント側の画面は、当社が確認した時点のものです。 AIクライアントは更新が速く、画面の名称・メニューの位置・プランごとの制限が変わります。当社が確認・保証できるのはSalesforce側の設定で、AIクライアント側の画面・対応状況・プランごとの制限は各提供元が決めるものです。
Tsubaiso Intelligenceとの関係
本記事でご案内するのは、AIエージェントとツバイソPSA/IMAをつなぐ「操作」の層です。接続はこれで完成し、データの参照・集計をその日から始められます。
このときAIエージェントが読み取れるのは、オブジェクトと項目の一覧までです。「付加価値金額」が何を指すのか、売上をどの日付で並べるのか、受注から請求までをどう辿るのかは書かれていないため、依頼のたびに構成を調べ、名前から意味を推測し、組み立てては確かめ直します。この探索は、回答が返るまでの時間、AIが読み書きする分量(トークン)、そして取り違えによるやり直しとして現れます。
Tsubaiso Intelligence(ツバイソ・インテリジェンス)は、この探索を不要にします。 業務データの意味(ツバイソ・アトラス)、製品の使い方・仕様(ツバイソ・ナレッジ)、作業の順序と承認の位置(スキル)をあらかじめ定義してAIエージェントへ渡すサービスです。同じ依頼に、速く・正確に・少ないトークンで答えます。登録・更新や、項目を足すといったカスタマイズも会話から行えます。
この接続をそのまま土台に使うため、設定のやり直しはありません。30日間の無償トライアルを受け付けています。 詳細とお申し込みはTsubaiso Intelligence(ツバイソ・インテリジェンス)をご覧ください。