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はじめに
勘定科目マスタは、CSVファイルを使ってまとめて登録・更新(インポート)したり、現在の内容をCSVファイルに書き出す(エクスポート)ことができます。多数の勘定科目を一度に追加・変更したいときや、他システムのデータを取り込みたいときに便利です。
おすすめの進め方は、いちど現在の内容をエクスポートし、そのCSVを編集してからインポートする方法です。項目の並びや書式がそのまま使えるため、入力の間違いが起こりにくくなります。
勘定科目マスタそのものの画面や項目の説明は、関連記事「勘定科目マスタの使い方」を参照してください。
勘定科目マスタのインポート
CSVファイルの形式
- 文字コードは Shift-JIS、項目の区切りはカンマ、改行は CR+LF です。
- 1行に1つの勘定科目を、「CSVの項目一覧」の順で記載します。
- 先頭の列が数値として認識されない行(項目名の見出し行など)は自動で読み飛ばされます。見出し行は付けても付けなくてもかまいません。
- 1行の項目数は11項目、または「外貨評価対象」を含む12項目です。項目数が合わない行があるとエラーになり、取り込みは行われません。
取り込みの操作
- 勘定科目マスタの画面でインポートのメニューを開きます。
- データ形式を選びます。「勘定科目(勘定科目コードキー)」と「勘定科目(識別コードキー)」の2種類があります(違いは次項)。
- 用意したCSVファイルを選択します。
- インポートを実行します。
照合のしかた(既存の科目は更新、ない科目は新規追加)
取り込み時は、選んだデータ形式に応じて既存の科目を照合します。照合できた科目は更新し、できなかった行は新しい科目として追加します。
- 勘定科目コードキー: 「勘定科目コード」で既存の科目を照合します。この形式では、勘定科目コードは照合キーのため、取り込みでコードが変更されることはありません。
- 識別コードキー: 「識別表記」で既存の科目を照合します。この形式では、CSVの勘定科目コード欄の値で既存の科目のコードが更新されます(=コードを変更できます)。ただし、締処理済みの仕訳で使われている勘定科目、または補助科目がある勘定科目は、コードを変更できずエラーになります。
CSVの項目構成はどちらの形式でも同じです。照合に使う列(勘定科目コードか識別表記か)だけが異なります。
勘定科目マスタのエクスポート
書き出しの操作
- 勘定科目マスタの画面でエクスポートのメニューを開きます。
- CSV形式でファイルが書き出されます。
出力されるCSVの形式
- 1行目はコメント行(識別のための文字列と書き出し日)です。
- 2行目は項目名の見出し行です。
- 3行目以降が各勘定科目のデータで、各項目は「"」で囲まれます。
- 項目の並びはインポートと同じです。外貨に対応した法人では、末尾に「外貨評価対象」の項目が追加されます。
書き出したCSVは、そのまま編集してインポートに使えます。
CSVの項目一覧
| 順 | 項目名 | 要否 | 入力する値・形式 |
| 1 | 勘定科目コード | 必須 | 半角数字。補助科目は「~」で連結(例: 500~10)。各階層は5桁以内 |
| 2 | 名称 | 必須 | 20文字以内 |
| 3 | 識別表記 | 必須 | 半角の英大文字・数字・「-」「_」。80文字以内。他の科目と重複しない値 |
| 4 | 名称(カナ) | 必須 | 全角カナ。80文字以内 |
| 5 | 貸借区分 | 必須 | d(借方)/ c(貸方) |
| 6 | 決算書区分 | 必須 | bs(貸借対照表)/ pl(損益計算書)/ pc(製造原価報告書) |
| 7 | 説明 | 任意 | 300文字以内 |
| 8 | 計科目ID | 必須(推奨) | 計科目マスタの識別番号。※空欄でもエラーにはなりませんが、集計に反映されないため必ず指定してください |
| 9 | 推移表で表示 | 必須 | 1(表示)/ 0(非表示) |
| 10 | ステータス | 任意 | 100(公開利用)/ 200(非公開利用)。未指定時は100 |
| 11 | 決算書で表示 | 任意 | 1(表示)/ 0(非表示)。未指定時は1 |
| 12 | 外貨評価対象 | 12項目のCSVでは必須 | 1(対象)/ 0(対象外)。外貨に対応した法人のみ。決算書区分が bs の科目のみ設定できます。空欄にすると、新しい科目でも既存の科目でも 0(対象外)になります |
- 「未指定時は…」の既定値は、新しい科目を追加するときに適用されます。既存の科目を更新するとき、その列の値もダブルクォートも書かずに空にした場合は、その項目は変更されず既存の値が維持されます。ダブルクォートだけを残して
""と書いた場合は、空の値で上書きされます。 書き出したCSVは全項目がダブルクォート付きで出力されるため、変更しない項目は値をそのまま残してください。 - 「外貨評価対象」は、上記のどちらの書き方で空にしても 0(対象外)に変更されます。 12項目のCSVで既存の科目を更新するときは、設定を変えたくない場合も現在の値(1 または 0)を記載してください。
- 「外貨評価対象」を含まない11項目のCSV(従来の形式)も取り込めます。この場合は列そのものが無いため、既存の科目の外貨評価対象の設定はそのまま保たれます。
- 書き出したCSVには外貨評価対象の現在の値も出力されます。「はじめに」のおすすめの進め方(書き出したCSVを編集して取り込む)であれば、この列を編集しないかぎり現在の設定が保たれます。
CSVの記入例
数値やコードは記入例です。実際の値は自社の勘定科目・計科目マスタに合わせてください。2行目は「外貨評価対象」を含む12項目の例です。
"711","消耗品費","MY_SUPPLIES","ショウモウヒンヒ","d","pl","事務用品の購入に使います",105,1,100,1
"173","短期貸付金","SHORT_TERM_LOANS","タンキカシツケキン","d","bs","短期の貸付金に使います",6,1,100,1,0
ご利用時の注意
- 補助科目を作るときは、先に親となる勘定科目を用意してください。
- 締処理済みの仕訳で使われている勘定科目、または補助科目がある勘定科目は、勘定科目コードを変更できません(識別コードキーでの取り込み・編集画面のいずれの場合も)。
- 取り込みでエラーがある場合は、内容によって次のいずれかの動作になります。
- 形式エラー(CSVの形式が不正、項目数が11・12以外 など): その回の取り込み全体が行われません。
- 値エラー(特定の行の値が不正): 確認画面で無効な行が示され、有効な行だけが取り込まれます(無効な行はスキップされます)。無効だった行を直して、取り込み直してください。