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はじめに
本ページでは、ツバイソERPにおける外貨建債権債務管理機能の全体像について説明します。
ツバイソERPの外貨建債権債務管理機能は、外貨建取引の発生から決済(消込)、決算時の評価替えまで、外貨建の債権(売掛金等)・債務(買掛金等)のライフサイクル全体を管理する機能群です。ツバイソPSAで計上された外貨建取引データを受け取り、会計処理の自動化を実現します。
外貨建債権債務管理とは
機能の目的
外貨建取引を行う企業では、以下の会計処理が必要になります。
- 取引発生時: 外貨建金額の円貨換算と仕訳の記録
- 決済時(消込): 為替レートの変動による為替差損益の認識と仕訳の自動生成
- 決算時: 未決済の外貨建債権・債務の評価替えと洗替仕訳の生成
- モニタリング: 取引先別・通貨別の残高管理と滞留分析
ツバイソERPでは、これらの処理を可能な限り自動化し、経理担当者の作業負荷を軽減しながら、正確な会計処理を実現します。
会計基準との関係
本機能は「外貨建取引等会計処理基準」に準拠しています。特に以下の要件を満たします。
- 外貨建金銭債権債務の決済時に発生した損益を、当期の為替差損益として処理
- 決算日時点の未決済残高を決算時レートで再評価(評価替え)
- 評価替えによる換算差額を当期の為替差損益として認識
業務プロセスの全体像
外貨建債権債務管理の業務プロセスは、以下の4つのフェーズで構成されます。
フェーズ1:取引発生(PSAからの連携)
ツバイソPSAで売上・仕入経費が計上されると、外貨建金額と円貨換算額がツバイソERPに連携されます。この時点で、取引発生時の為替レートで換算された仕訳(売掛金/売上、買掛金/仕入等)が記録されます。
フェーズ2:入金・支払の記録
銀行明細の取込(または手動登録)により、入金・支払の情報を記録します。円貨口座への入金の場合は円貨金額が、外貨口座への入金の場合は外貨金額と適用レートが記録されます。
フェーズ3:消込処理
入金・支払データと売上・仕入データを対応づけて消込を行います。消込時に、取引発生時のレートと決済時のレートの差額から為替差損益が自動計算され、仕訳に含まれます。
フェーズ4:決算処理(評価替え)
月次決算・年次決算時に、未消込の外貨建残高を決算時レートで再評価し、評価替え仕訳を生成します。年次決算の場合は、翌期首に洗替仕訳が自動生成されます。
各機能の概要と関連
消込処理
外貨建取引の消込では、入金パターン(円貨口座入金 / 外貨口座入金)に応じた為替差損益の自動計算、一部入金や複数売上の一括入金への対応、消込取消機能を提供します。
詳細: 外貨建取引の消込処理の使い方(近日公開予定)
評価替え
月次・期末の評価替え処理では、勘定科目・取引先・通貨の組み合わせ単位での一括評価替え、洗替仕訳の自動生成、承認ワークフローによる内部統制を提供します。
詳細: 外貨建資産・負債の評価替えの使い方(近日公開予定)
モニタリング・レポート
以下のレポート機能で外貨建債権・債務の状況を把握できます。
| レポート名 | 用途 |
|---|---|
| 取引先元帳 | 特定取引先の取引履歴と残高を通貨別に確認 |
| 売掛金・買掛金残高一覧表 | 全取引先の残高を円貨簿価または通貨別に一覧表示 |
| 債権債務 年齢表(エイジングレポート) | 通貨別・取引先別の滞留状況を期間別に分析 |
詳細:
- 取引先元帳の外貨表示の使い方(近日公開予定)
- 売掛金・買掛金残高一覧表の外貨表示の使い方(近日公開予定)
- 債権年齢表・債務年齢表の使い方(近日公開予定)
共通トピック
| 記事名 | 内容 | 配置 |
|---|---|---|
| 外貨建取引における消費税の扱い(近日公開予定) | 消費税の円換算ルールとインボイス記載要件 | ツバイソPSAヘルプ |