Index
- 前提:ツバイソPSAのアカウント
- 1. Tsubaiso Intelligenceでできること
- 2. 安全のしくみ
- 3. つなぐ先
- 4. 使えるようにする(お一人1回・数分)
- 5. 到達確認
- 6. TIのしくみ
- 7. 頼み方の例
- 8. 更新が届くしくみ
- 9. うまくいかないときに確認するところ
- 10. 困ったとき・お問い合わせ
本書は、Tsubaiso Intelligence(以下、TI)をお使いになるすべての方向けのガイドです。貴社の管理者が「Tsubaiso Intelligenceセットアップ手順(システム管理者向け)」に沿って準備した環境で、ご自身のAIをつなぎ、実際に使い始めるところまでを扱います。
§2〜§5は初回の準備、§6〜§10は日々の使い方です。 接続の所要はお一人あたり数分で、日常の業務でお使いになる方は、本書の内容で使い始められます。
検証・設定・データ移行・導入工程を担当される方は、本書に加えて「Tsubaiso Intelligence利用ガイド(導入担当者編)」をご覧ください。共通編との差分だけを収めた短いガイドです。URLは貴社の管理者よりご案内します。
前提:ツバイソPSAのアカウント
TIは、貴社のツバイソPSAのアカウントで本人確認を行います。 本書の接続はすべてこのアカウントで行いますので、ツバイソPSA(Salesforce)にログインできる状態が出発点になります。まだアカウントをお持ちでない場合は、貴社のSalesforceの管理者へお知らせください。
本書で「管理者」と書いているのは、貴社でTIの準備を担当された方です。 Salesforceの設定とAI環境の設定で担当が分かれていることがありますので、どちらへお尋ねいただくかは、箇所ごとに書き添えています。書き添えていない「管理者」は、準備を担当された方を指します。
1. Tsubaiso Intelligenceでできること
TIを使うと、業務の言葉で依頼するだけで、ツバイソPSAのデータの参照・集計・レポート作成、レコードの登録・更新が進みます。オブジェクト名や項目名を覚えている必要はありません。
日常でよくお使いいただくのは次の4つです。
- 調べる・集計する・レポートにまとめる: 見積・受注・売上・請求・入金、経費、調達、工数・原価、管理会計などを探し、集計して、リンク付きの一覧や、HTML・Excelなど(ご利用のAIが対応する種類)のレポートにまとめます
- 登録する・更新する: 注文書や請求書などの内容からレコードを登録し、既存のレコードを更新します。実行の前にAIが内容を提示します
- 意味・使い方を調べる: 項目の業務上の意味や、機能の使い方を調べます
- 画面の場所を知る: 目的の画面がどこから開けるかを、貴社の実際のメニュー構成から調べます
2. 安全のしくみ
AIが見られる・更新できるのは、ご自身がログインした本人の権限の範囲だけです。
- パスワードはAIに渡りません。 ログインはSalesforceの画面で行います
- 権限のないデータは表示されません。 ツバイソPSAで見えないデータは、AIからも見えません
- 業務データ(レコードの内容)のやり取りは、当社のサーバーを経由しません。 ご利用のAI環境と貴社のSalesforceのあいだで行われます。ナレッジ・アトラスへは、AIが送った問い合わせの文面と、ログイン時の本人確認の結果(所属する組織・利用者の識別情報・メールアドレス)が当社へ届きます。問い合わせの文面には、ご依頼に含まれた語がそのまま入ることがあります
- 登録・更新の前に、TIのスキルが内容を提示して承認を求める作法で動きます。 AI環境側でも実行前の確認を出す設定にできます(下記)
- 会話から使う接続では、この経路からレコードが物理的に削除されることはありません。 管理者が有効にするサーバー(レコードの参照用と、作成・更新用)は、いずれも削除に対応していないためです。ただし更新の権限がある場合、無効化のように一覧から見えなくなる更新は行えます。導入や設定を担当される方がお使いになるコマンドからの接続は範囲が異なり、本人の権限の範囲で削除も行えます
- AI側の設定で作成・更新のツールを「確認あり」にすると、これに加えてAI環境からも実行前に毎回確認が出ます。設定の有無は貴社のAI環境の管理者にご確認ください
業務データを扱う前に: ご利用のAIが会話の内容をモデルの改善に使う設定(「Improve Claude for everyone」など)になっていないかをお確かめください。組織でまとめてご契約のAI環境では、この設定は管理者が行います(ClaudeのTeamプラン以上は、既定で学習に使われません)。個人でご契約のAI環境(Claudeの無料/Pro/Maxなど)でお使いの場合は、ご自身の設定でオフにしてください。 ほかのAI環境をお使いの場合は、提供元の公表内容をご確認ください。
3. つなぐ先
TIは、次の3種類につないで使います。
| つなぐ先 | 一覧での名前 | 何ができるか | ログインに使うアカウント |
| ツバイソ・ナレッジ | Tsubaiso-Knowledge |
製品の使い方・仕様を調べる | 貴社のツバイソPSA(本番組織)のアカウント |
| ツバイソ・アトラス | Tsubaiso-Atlas |
業務データの意味を調べる(AIの参照基盤) | 同上 |
| ツバイソPSA(参照用・更新用の2つ) | 管理者が登録した名前 | 自社のデータを参照・集計する、登録・更新する | 接続先の組織(本番組織、またはサンドボックス)のアカウント |
組織でまとめてご契約のAI環境では、貴社のAI環境の管理者が組織へ登録します。 ご自身は一覧から「接続」を押してログインするだけです。個人でご契約のAI環境をお使いの場合は、登録もご自身で行います(登録に使う名前とURL、ツバイソPSAのコンシューマ鍵は管理者よりご案内します)。
ツバイソPSAのコネクタの名前には、用途(参照用・更新用)と接続先の組織の種別(本番・サンドボックス)が入ります(例: Tsubaiso-PSA-参照用-サンドボックス)。検証と本番を並行してお使いの組織では、ツバイソPSAのコネクタが最大4つ(参照用・更新用×2組織)になります。名前で接続先をお確かめください。
どの名前がどの組織か、ご自身がどちらの組織へ接続するかは、貴社のAI環境の管理者にご確認ください。
4. 使えるようにする(お一人1回・数分)
いずれも同じ手順です。組織でまとめてご契約のAI環境では、コネクタのURLや鍵を入力する必要はありません。
- コネクタの一覧を表示します(Claudeでは入力欄の「+」、または設定のコネクタ一覧。ほかのAI環境は管理者の案内に従ってください)
- 一覧で、ツバイソ・ナレッジ(
Tsubaiso-Knowledge)、ツバイソ・アトラス(Tsubaiso-Atlas)、ツバイソPSAの参照用と更新用(名称は管理者が登録した名前です)の「接続」を押します - ナレッジ・アトラスは、当社のログイン画面で
Salesforce 本番を選び、貴社のツバイソPSA(本番組織)のアカウントでログインして許可します(検証用のサンドボックスをお使いの段階でも、本番組織のアカウントで行います)。ツバイソPSAは、接続先の組織のアカウントでログインして許可します
ツバイソPSAは参照用と更新用の2つに分かれています。一覧にある分すべてに接続していただくと、参照・集計から登録・更新まで会話から進められます。 貴社が参照のみでお使いの場合、更新用は一覧に現れません(ご不明なときは管理者にご確認ください)。
貴社のSalesforceの管理者からナレッジ・アトラス用のログインURLの案内があった組織では、手順3のボタンを使わず、案内されたそのURLを開いてログインしてください。 詳しい手順は、その案内に従ってください。
TIのスキルが見つからないとき
TIのスキルは、管理者が組織へ配布するか、管理者の案内で各自が導入します。拡張機能(スキル)の一覧に表示されない場合は、貴社のAI環境の管理者(組織の設定を行う方)へお知らせください。
5. 到達確認
次の確認ができれば、使い始める準備は完了です(参照のみでお使いの組織は確認3まで)。そのままAIに入力してお試しください。
確認1: ナレッジで製品の使い方を調べられる
ツバイソ・ナレッジを使って、ツバイソPSAで請求書を発行する手順を教えてください。
参照元としてナレッジが示され、手順が返れば成功です。
確認2: アトラスで項目の意味を調べられる
ツバイソ・アトラスを使って、案件の「付加価値金額」が何を表すのか、業務の意味を教えてください。
参照元としてアトラスが示され、業務上の意味が返れば成功です。
確認3: 自社のデータを参照できる
ツバイソPSAに接続できているか確認してください。
接続しているご自身の情報と、接続先の組織が返れば成功です。表示された組織が、管理者から案内された接続先と一致していることをお確かめください。 続けて、ご自身の担当業務でお試しください。
直近1ヶ月の受注を、取引先ごとに集計して一覧にしてください。各レコードのリンクも付けてください。
該当するデータが無い場合は、期間を広げてお試しください。 エラーではなく「0件」と返れば、接続は成立しています。
確認4: レコードを1件更新できる
更新用のコネクタに接続した方が行います。管理者からテスト用のレコードの指定がある場合は、そのレコードで行ってください。
指定が無い場合は、差し支えのない既存のレコードを1件選び、更新して元に戻す形で確かめます。
取引先を数件挙げてください。そのうち1件の「説明」項目の末尾に今日の日付を追記したいので、実行前に対象と変更内容を示してください。変更前の内容もあわせて示してください。
AIが対象のレコードと変更内容を提示します。示された変更前の内容を控えてから実行してください。 画面上でレコードが更新されていれば成功です。追記の確認が済んだら、控えた内容へ戻してください。 戻ったことまで確認できれば完了です。
確認のために新しいレコードを作るのは、検証用のサンドボックスへ接続している場合にしてください。 本番組織では、会話からの接続でレコードを削除できないため、確認のために作ったレコードが残ります。
6. TIのしくみ
ここから後半です。日々の使い方の土台にあたります。
TIは、業務ごとの手順書にあたる「スキル」の集まりです。依頼を受けたAIは、依頼の内容に合うスキルを選び、そのスキルの手順に沿って作業します。手順を知っているのはAIではなくスキルの側で、AIはそれを読んで動きます。
この節で全体の形をつかんでおくと、§7の例文に無い依頼も自分で組み立てられます。
6-1. 日常の業務で使うスキル
| スキル名 | 受け持つ範囲 | 依頼できること |
ti-reference |
調べる・集計する・項目の意味を知る | 見積・受注・売上・請求・入金、経費、調達、工数・原価、管理会計などの検索と集計、リンク付きの一覧、レポートへの書き出し、項目が業務上何を表すかの説明(在庫は、在庫管理をあわせてお使いの組織で) |
ti-update |
登録する・更新する | 注文書・請求書などの文書からのレコードの作成と更新、経費や仕訳の登録、マスタの日常のメンテナンス、登録した結果と入力元の突き合わせ、申請の前・承認の前の点検【先行提供】 |
ti-howto |
製品の使い方・仕様を調べる【先行提供】 | 「この機能はできますか」「この画面ではどの順に操作しますか」「なぜこうなりますか」への回答。ヘルプ記事を出典として示します |
ti-navigate |
画面の場所を知る【先行提供】 | 「その画面はどこから開くか」「この画面から次はどこへ行くか」への回答と、その画面への直リンク |
この4つは、ti-core という共通の土台の上に載っています。土台は、実行の前に内容を提示して承認を求める作法や、詰まったときの問い合わせ文の下書き【先行提供】を受け持ちます。直接指定することはありません。
このほかに、導入や設定を担当する方が使うスキル(接続と環境の準備、データの一括移行、項目や権限の追加、帳票の様式の調整、導入工程の段取りなど)があります。ご自身の担当がそちらにも及ぶ場合は、「Tsubaiso Intelligence利用ガイド(導入担当者編)」をご覧ください。
【先行提供】の付いた機能は、正式提供に先立ってお使いいただけます。呼び名や案内の記述が変わることがあります。
6-2. スキルは、つながっている先から知識を取り寄せて動きます
スキルは、業務データの意味やルールを自分の中に持っていません。依頼を受けるたびに、ツバイソ・アトラスから取り寄せて使います。 製品の仕様や使い方も同じで、ツバイソ・ナレッジから引いて答えます。
いずれも、ツバイソPSAへの接続があることが前提です。そのうえで、アトラスとナレッジの接続の状態で動きが変わります。
| 接続の状態 | 動き |
| アトラスとナレッジの両方につながっている | 4つのスキルとも本来の動きをします |
| ナレッジだけつながっている | 製品の使い方の回答と、画面の場所の案内(ツバイソPSAから組織のメニュー構成を読みます)は動きます。データの参照・集計・登録・更新は保留になります |
| アトラスだけつながっている | データの参照・集計・登録・更新と、画面の場所の案内は動きます。製品の使い方の質問には、推測で答えずに「ナレッジが未接続」と告げ、公開のヘルプセンターの記事を探す案内に切り替わります |
| どちらもつながっていない | 画面の場所の案内は動きます。データの参照・集計・登録・更新は保留になり、製品の使い方の質問は公開のヘルプセンターの記事を探す案内に切り替わります |
保留は、意味やルールを確かめてから動くという設計です。 取れない状態で、AIが推測して問い合わせや書き込みを組み立てないようにしてあります。
6-3. 思ったように動かないときは、スキルの名前を指定します
依頼文の冒頭にスキルの名前を書くと、そのスキルが選ばれやすくなります。
ti-reference のスキルを使って、今期の案件別の粗利を一覧にしてください。
Claudeでは、入力欄で / を打つと導入されているスキルの一覧が出ます。ほかのAI環境でも、冒頭に名前を書く方法は共通です。結果が変わらないときは、§9の「業務の頼みごとに応えない」の欄をご確認ください。
7. 頼み方の例
そのまま入力してお使いください。
| やりたいこと | 頼み方の例 | スキル |
| データを調べる・集計する | 「今期の案件別の粗利を一覧にしてください。レコードのリンクも付けてください」 | ti-reference |
| レポートにまとめる | 「先月の経費を部門別に集計して、Excelにまとめてください」 | ti-reference |
| レコードを登録する | 「この注文書の内容で受注を登録してください」 | ti-update |
| レコードを更新する | 「この取引先の請求先住所を、この通知書の内容に更新してください」 | ti-update |
| 申請の前に点検する【先行提供】 | 「この見積を承認申請する前に、抜けや矛盾がないか点検してください」 | ti-update |
| 承認待ちを点検する【先行提供】 | 「私が承認者になっている申請を一覧にして、気になる点があれば教えてください」 | ti-update |
| 製品の使い方を調べる【先行提供】 | 「ツバイソPSAの承認プロセスの設定方法を教えてください」 | ti-howto |
| 画面の場所を聞く【先行提供】 | 「経費精算の申請画面はどこから開くか教えてください」 | ti-navigate |
| 項目の業務上の意味を調べる | 「案件の『付加価値金額』が何を表すのか、業務の意味を教えてください」 | ti-reference |
注文書・請求書などの文書からレコードを作るときは、その文書をAIへ添えてお使いください。 添えていただくと、AIが内容を読み取って、登録する項目を埋めた状態で提示します。
うまく伝わらないときは、AIが聞き返すことがあります。 「どの期間か」「どの単位で見たいか」を添えると、一度で必要な形に近づきます。製品の使い方を調べるときは機能の名前で、項目の意味を調べるときは画面に表示されている項目名で聞くと、目的の答えにたどり着きやすくなります。
8. 更新が届くしくみ
TIは、AIへ入れるスキルと、当社が運用するナレッジ・アトラスの2つでできています。更新が届く経路は、この2つで別々です。
| 対象 | 届き方 | ご自身の操作 |
| TIのスキル | 管理者が組織へ配布している場合、改訂は自動で反映されます(取り込みは1日1回で、時刻は決まっていません。日をまたぐことがあります) | 組織へ配布されている場合はありません。管理者の案内で各自が導入した場合は、拡張機能の画面から更新します |
| ツバイソ・ナレッジ/ツバイソ・アトラス | 当社のサーバー側で更新します。接続していれば、次の依頼から更新後の内容が使われます | ありません |
スキルの改訂を急いで受け取りたい場合は、貴社のAI環境の管理者へご連絡ください。
9. うまくいかないときに確認するところ
| 様子 | 確認していただきたいこと |
| 業務の頼みごとに応えない | TIのスキルが拡張機能の一覧にあり、有効になっているか。§6-3の言い方で言い直してみる |
| コネクタの一覧に表示されない | 会社のアカウントでログインしているか。組織でまとめてご契約のAI環境では、組織への登録が済んでいるか(貴社のAI環境の管理者へ)。個人でご契約のAI環境では、ご自身の設定に登録されているか(§3) |
| ツバイソPSAへの接続でエラーになる | 管理者が設定した直後は、反映待ちで最大30分かかることがあります。 時間をおいても解消しない場合は、ご自身に「APIの有効化」権限があるかを貴社のSalesforceの管理者へご確認ください |
| 別の組織のデータが返る | 接続したコネクタの名前が、案内された組織の種別(サンドボックス/本番)と一致しているか(§3) |
| 登録・更新ができない | 更新用のコネクタに接続しているか(§4) |
| 認証が進まない | ツバイソPSA(Salesforce)にログインできる状態か |
| つないだのに使われない | その会話でコネクタが有効になっているか |
| 新しい機能が使えない | 反映のしくみは§8のとおりです。各自で導入した場合は、拡張機能の画面から更新します |
10. 困ったとき・お問い合わせ
まずAIに、画面に表示されている内容・入力した内容・出たメッセージをそのまま伝えてください。その場で原因の切り分けと次の操作をお示しします。
解決しない場合は、次の依頼文をAIに渡すと、問い合わせに必要な状況をまとめた文面ができます【先行提供】。
ここまでの内容で詰まっているので、ツバイソへ問い合わせる文面を作ってください。
何をしようとして何が起きたか(画面のメッセージはそのまま)、試したこととその結果、使っているAI環境と接続先の組織の種別を、この会話から抜き出して埋めてください。パスワードは書かないでください。
当社のサポートチームへのお問い合わせは、貴社で登録された問い合わせ担当者から行っていただきます。担当者がどなたかは管理者にご確認ください。
- ご自身が問い合わせ担当者の場合は、できた文面をサポートチケットからお送りください
- 担当者でない場合は、できた文面を担当者の方へお渡しください