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はじめに
銀行口座明細は、CSVファイルを使ってまとめて登録(インポート)したり、画面の明細をファイルに書き出す(エクスポート)ことができます。ネットバンキングから出力した入出金明細を取り込みたいときや、手作業で用意した明細をまとめて登録したいときに便利です。
取り込んだ明細は、選んだ銀行口座の仕訳として登録されます。相手の勘定科目は、明細の「原因」から自動で決まります。原因が決まらない明細は「未確定(未定義科目)」として登録され、あとで銀行口座明細の画面から原因を選んで確定できます。
銀行口座明細のインポート
データ形式の選び方
インポートでは、あらかじめ用意された多くのデータ形式から選べます。大きく次の3通りの使い方があります。
- お使いの銀行の形式: ネットバンキング等から出力した入出金明細ファイルを、加工せずそのまま取り込みます。銀行ごとに専用の形式が用意されています(下記「対応している主な形式」)。
- 銀行簡易(CSV): 決まった順に項目を並べた、手作業で作りやすいシンプルなCSVです。
- 汎用(CSV): 見出し行を付け、原因やメモも指定できるCSVです。
対応している銀行の形式にない場合は、メニューの「データ形式追加依頼」から追加を依頼できます。
対応している主な形式
| 区分 | データ形式 |
| 全銀協 | 全銀協/全銀協(みずほ) |
| 都市銀行・地方銀行等 | 三菱UFJ銀行/みずほ銀行/三井住友銀行/りそな銀行/りそな銀行(りそなビジネスダイレクト)/千葉銀行/千葉興業銀行/常陽銀行/八十二銀行/東日本銀行/高知銀行/きらぼし銀行(旧八千代銀行)/横浜銀行(一括伝送サービス)/横浜銀行(照会・振込サービス)/新銀行東京/東京都民銀行 |
| ネット銀行等 | PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)/楽天銀行(イーバンク)/住信SBIネット銀行/GMOあおぞらネット銀行/ゆうちょ銀行 |
| 信用金庫 | 東京東信用金庫/朝日信用金庫/巣鴨信用金庫/城南信用金庫/多摩信用金庫/さわやか信用金庫 |
| 会計ソフト・その他 | 勘定奉行汎用/ANSWER (API・TSV)/銀行簡易(CSV)/汎用(CSV) |
登録方法(追加登録/差替登録)
取り込みの際に、登録方法を選びます。
- 追加登録(既定): いまある明細はそのままに、取り込んだ明細を追加します。
- 差替登録: その口座の既存の明細をすべて削除してから、取り込んだ明細に置き換えます。ただし、消込済みなど削除できない明細が1件でもある場合は差替できず、エラーになります(この場合は取り込みは行われません)。
同じファイルを追加登録で2回取り込むと、明細は二重に登録されます。取り込み前に登録方法をよく確認してください。
部門の指定
部門管理を利用している場合は、取り込み時に「部門選択」で部門を選びます。1回の取り込みで登録される明細は、すべてここで選んだ部門になります(明細ごとに別々の部門を指定することはできません)。
銀行簡易(CSV)
決まった順に項目を並べるシンプルな形式です。
- 文字コードは Shift-JIS、カンマ区切りです。
- 見出し行はなく、1行目からデータ行として扱います。
- 各条件を満たさない場合はエラーとなり、その回の取り込みは行われません。
| 順 | 項目名 | 要否 | 入力する値・形式 |
| 1 | 取引日 | 必須 | 年月日(例: 2026/1/31)。区切りは「/」「.」「-」が使えます |
| 2 | 入金額 | 入金時必須 | 半角数字。入金のときに金額を入れます。入金でないときは 0 または空欄 |
| 3 | 出金額 | 出金時必須 | 半角数字。出金のときに金額を入れます。出金でないときは 0 または空欄 |
| 4 | 摘要 | 任意 | 40文字以内(超えた分は切り捨てられます)。前後のスペースは除かれ、空欄のときは「◆」で登録されます |
| 5 | メモ | 任意 | 40文字以内 |
| 6 | 原因 | 任意 | 銀行原因マスタの原因名。入金・出金の別に合った原因を入力します(下記「原因の指定」参照) |
| 7 | 為替レート | 外貨口座のみ | 1通貨あたりの円換算レート。空欄のときはその日の社内レートを使います(外貨口座で社内レートが無い場合はエラー) |
- 入金額と出金額は、どちらか一方だけに金額を入れます。 両方に金額を入れた行、または両方が0の行はエラーになります。使わない側は 0 でも空欄でもかまいません。
記入例(数値は記入例です。1行目は入金、2行目は出金、原因を省略した例です):
2026/1/10,50000,0,ABC商事イリガネ,,売上入金
2026/1/15,0,3300,ジムヨウヒン,,
汎用(CSV)
見出し行を付け、原因やメモも指定できる形式です。
- 文字コードは Shift-JIS、カンマ区切りです。
-
1行目は必ず見出し行にします。 1行目は内容にかかわらず読み飛ばされるため、見出し行を付け忘れると最初の取引データが取り込まれません。見出しは
年月日,預り金額,支払金額,摘要,原因,メモ,部門とします。 - 2行目以降がデータ行です。日付が「20」で始まる行が取り込まれます(合計行などは取り込まれません)。
- 項目は下記の順(列の位置)で記載します。
| 順 | 項目名 | 要否 | 入力する値・形式 |
| 1 | 年月日 | 必須 | 年月日(例: 2026/1/31)。「20」で始まる西暦の日付にします |
| 2 | 預り金額(入金) | 入金時必須 | 半角数字。入金のときに金額を入れます |
| 3 | 支払金額(出金) | 出金時必須 | 半角数字。出金のときに金額を入れます |
| 4 | 摘要 | 任意 | 40文字以内(超えた分は切り捨てられます)。前後のスペースは除かれ、空欄のときは「-」で登録されます |
| 5 | 原因 | 任意 | 銀行原因マスタの原因名(下記「原因の指定」参照) |
| 6 | メモ | 任意 | 文字列 |
| 7 | 部門 | — | 取り込みでは使いません(部門は「部門選択」で決まります)。見出しの体裁を合わせるための列です |
- 入金と出金は、どちらか一方だけに金額を入れます。使わない側の欄は空欄にしてください(0 を入れるとエラーになります)。 この点は銀行簡易(CSV)と異なります。
- 部門は取り込み時の「部門選択」で決まります。7列目の部門欄に値を入れても、行ごとの部門にはなりません。
記入例(1行目は見出し、2行目は入金、3行目は出金です。使わない金額欄は空欄にします):
年月日,預り金額,支払金額,摘要,原因,メモ,部門
2026/1/10,50000,,ABC商事イリガネ,売上入金,,
2026/1/15,,3300,ジムヨウヒン,,,
原因の指定(相手勘定科目の決まり方)
取り込んだ明細の相手勘定科目は、次の順で決まります。
- 原因を入力した場合: その原因に設定された勘定科目・税区分で登録されます。原因名は、入金・出金の別に合った銀行原因マスタの原因名と一致している必要があります(一致しない原因名はエラーになります)。
- 原因が空欄の場合: 摘要が銀行原因マスタのキーワードと一致すると、その原因が自動で割り当てられます。一致しない場合は「未確定(未定義科目)」として登録され、あとで銀行口座明細の画面から原因を選んで確定できます。
キーワードによる自動設定の判定
摘要とキーワードの照合は次のルールで行われます。
- 完全一致で判定します。キーワードが摘要の一部に含まれているだけでは割り当てられません。
- 比較の前に、摘要とキーワードの両方から半角スペース・全角スペースが取り除かれます。スペースの有無だけの違いは一致とみなされます。
- 入出金の別が一致する原因のキーワードだけが対象です。入金の明細には入金の原因、出金の明細には出金の原因のキーワードが使われます。
- 摘要にカタカナが含まれていて、1回目の比較で一致しなかったときは、全角・半角を半角カナにそろえてもう一度比較されます。この2回目の比較で一致した明細は、摘要も半角カナに変換された状態で登録されます(摘要内のスペースも取り除かれます)。摘要を元の表記のまま残したいときは、銀行原因マスタのキーワードを摘要と同じ表記にしておくと、1回目の比較で一致します。
- 表示区分を「非表示」にした原因のキーワードも照合の対象になります。使わなくなった原因は、キーワードもあわせて整理してください。
- キーワードで原因が自動設定された明細は、メモの先頭に
[KeywordMatched]という文字列が付きます(CSVでメモを指定した場合は、そのメモの前に付きます)。- ただし汎用(CSV)では、5列目に原因名を書いた行でもキーワードの照合が行われます。 この場合、原因はCSVに書いた値が使われますが、摘要がキーワードと一致するとメモに
[KeywordMatched]が付き、上記の半角カナ変換も行われます。
- ただし汎用(CSV)では、5列目に原因名を書いた行でもキーワードの照合が行われます。 この場合、原因はCSVに書いた値が使われますが、摘要がキーワードと一致するとメモに
外貨口座について
外貨預金口座に取り込めるのは「銀行簡易(CSV)」です。為替レートの列(7列目)で1通貨あたりの円換算レートを指定できます。空欄のときはその日の社内レートが使われます。その他の形式(汎用CSVや銀行別の形式)は円貨口座向けで、外貨口座に取り込もうとするとエラーになります。
銀行口座明細のエクスポート
画面に表示している銀行口座の明細を、ファイルに書き出せます。出力できるデータ形式は次の2種類です。
| データ形式 | 内容 |
| TSUBAISO汎用(XML) | XML形式で明細を出力します |
| 汎用CSV | CSV形式で明細を出力します |
汎用CSVの列
汎用CSVは見出し行の付いた次の構成です。先頭に繰越残高の行(摘要欄に「繰越残高」)、末尾に最終残高の行(残高欄に金額のみ)が出力されます。
| 列 | 項目名 |
| 1 | 伝票番号 |
| 2 | 日付(YYYY-MM-DD) |
| 3 | 入金 |
| 4 | 出金 |
| 5 | 残高 |
| 6 | 摘要 |
| 7 | 原因 |
| 8 | メモ |
| 9 | 部門 |
| 10 | タグ |
注意: エクスポートした汎用CSV(上記10列)は、そのままではインポートの「汎用(CSV)」として取り込めません。インポートの汎用CSVは「年月日・預り金額・支払金額・摘要・原因・メモ・部門」の順で、列の構成が異なります。エクスポートしたファイルを取り込みに使う場合は、インポートの列の順に作り直してください。
ご利用時の注意
- 取り込みでエラーがある場合は、その回の取り込みは行われません。内容を直して取り込み直してください。
- 追加登録では、同じファイルを重複して取り込むと明細が二重に登録されます。取り込み前に内容を確認してください。
- 差替登録は、その口座の既存の明細をすべて置き換えます。消込済みなど削除できない明細があると差替できません。
- 原因が決まらない明細は「未確定(未定義科目)」で登録されます。取り込み後に銀行口座明細の画面で原因を設定して確定してください。
- 入金・出金は、どちらか一方だけに金額を入れます。銀行簡易(CSV)では使わない側は 0 でも空欄でも可、汎用(CSV)では使わない側を空欄にしてください(0 はエラーになります)。