バージョン1.5025、1.5026をリリースしました。
今回の主なアップデートは以下の通りです。
- 管理会計
- 管理会計2がリリースされました。
- これまでの管理会計と異なり、日次バッチではなく、リアルタイムにレコードが作成されます。
- これまでは見出しレベル(明細の合計レベル)での集計でしたが、明細レベルの集計が可能となり、財務会計と同レベルの勘定科目の粒度で分析できるようになりました。
- 任意の科目をグルーピングして自社独自の管理会計PLを作成できるようになりました。
- オブジェクト(見積、受注、納品、期間収益、T&M収益、売上、調達依頼、発注、検収、期間費用、T&M費用、仕入経費、配員、制作間接費配賦、経費精算)別に仕訳を作成し、それぞれのフェーズにおける将来予測の月次PLを作成できるようになりました。
- 見積、受注、調達依頼、発注段階のデータでも、明細の期間情報に基づき将来期間のトランザクション(仕訳)を自動作成できるようになりました。
- 自動作成される上記のレコードの他、案件の月次PL計画を任意に作成できるようになりました。
- 取引先を5階層で集計、分析することが可能になりました。(案件3階層、部門5階層、セグメント5階層は実装済)
- 3種類、5階層の「商品・サービスセグメント」による明細レベルの詳細な集計、分析が可能になりました。
- 「商品・サービス」マスタに3種類の「商品・サービスセグメント」を設定できるようにし、トランザクション(商談(商談明細)、見積、受注、納品、期間収益、T&M収益、請求、売上、調達依頼、見積依頼、発注、検収、期間費用、T&M費用、支払、仕入経費)の明細に自動設定されるようになりました。
- 「商品・サービスセグメント」は5階層の集計が可能であり、「商品・サービス」のセグメント別に売上、原価、損益の階層別損益集計、分析、比較ができるようになりました。
- 一括申請、承認機能
- 見積、受注、納品、期間収益、T&M収益、請求、売上、入金予定、発注、検収、期間費用、T&M費用、支払、仕入経費、支払予定、原価計算票財務記録、経費精算、商品・サービス、価格表(PSA)について、通常の承認プロセスの他に、一括申請、承認を行えるようになりました。
- 一括申請、承認を行えるか(承認プロセスによらなければならないか)を自動制御する要個別承認機能がリリースされました。
- 取引先管理
- 企業グループを設定することにより、企業グループをまとめて反社、与信管理できるようになりました。
- 価格表(PSA)
- 得意先、仕入先毎、または取引レベルに応じて標準の「商品・サービス」マスタに個別の仕切り率や下限単価を設定できる「価格表(PSA)」機能がリリースされました。
- 取引先ごとの販売、仕入単価の柔軟な管理加えて、得意先、仕入先毎に合わせた個別の名称やコードを設定できるようになりました。
- 取引先ごとに明細作成時に割り当てられた価格表を選択し、その中から商品・サービスを選択できるようになりました。
- 価格表(PSA)から作成した明細の金額は変更できないよう制御されます。また、全ての明細が価格表から作成されたかを把握できるようにし、承認プロセスを自動化(省略)しやすくしました。
- Salesforceの標準オブジェクトである商品、価格表、価格表エントリとツバイソPSAの商品・サービス、価格表、価格表明細を同期できるようになりました。これにより、Salesforceの商品、価格表を引き継いでツバイソPSAの価格表の利用開始をスムーズにスタートできるようになりました。また、Salesforceの機能を平行稼働させ、同期しながら利用することも可能となりました。
詳細は、こちらをご覧ください。 - 発注作成の自動化の強化
- 1つの受注に登録した受注明細を複数の仕入先から調達する場合、当該受注から発注を行う際に自動的に複数の仕入先に対する発注レコードを作成することができるようになりました。
- 在庫を持たずに受注後に発注する商品をもれなく発注したことを受注(未発注の「受注発注品」明細数)で確認できるようになりました。
- 受注発注品について、受注の単位と発注の単位が異なる場合も自動的に換算されるようになりました。
- ロット数量、期間を管理できるようになりました。(受注も同様です。)
- EC機能の拡充
- 得意先による発注日の変更可、検収日の変更可、及び、仕入先による受注日の変更可、納品日の変更可を制御できるようになりました。
- ECで取引先にメール送信を行ったことをChatter通知により把握できるようにしました。
- 内部統制
- 前工程の関連するレコードの承認日を把握できるようになりました。
- 受注:見積承認日
- 納品、期間収益、T&M収益、請求、制作指図、:受注承認日
- 売上:受注承認日、納品承認日、T&M収益承認日
- 調達依頼:受注承認日、制作指図開始承認日
- 発注:受注承認日、制作指図開始承認日、調達依頼承認日
- 検収、期間費用、T&M費用、支払:発注承認日
- 仕入経費:受注承認日、発注承認日、検収承認日、T&M費用承認日
- 電子帳簿保存法
- 「書類」に係る電磁的記録の記録事項について訂正又は削除を行った場合には、これらの事実及び内容を確認することができること、または、「書類」に係る電磁的記録の記録事項について訂正又は削除を行うことができないことへの対応として、添付ファイルの保護機能をリリースしました。承認後は、添付ファイルを削除することはできません。締め後は、ファイルを追加することはできません。
- その他、軽微な修正を行いました。