はじめに
これまで見てきたように、ツバイソPSAは、受注データを登録すれば、それ以降のプロセス(納品(期間収益、T&M収益)、請求、売上、発注、検収(期間費用、T&M費用)、支払、仕入経費)は帳票作成、送付含めて自動化できます。
受注データは、ツバイソPSAで作成することができますが、別のシステムで受注データを作成している場合は受注データのインポートが必要となる場合があります。
早速その方法を見ていきましょう。
案件作成
オペレーション時に案件を意識しない事業の場合は、マスタとしての取引先別継続案件を作成します。
【取引先】の「取引先別継続案件作成用」リストビューを開いてください。
以下のように「取引先別継続案件を作成」「案件開始日」「案件終了日」「案件自動更新」に値を入れ保存を押してください。
【案件】を開いてください。案件が10レコード作成されていることが確認できます。
案件名は「取引先名-取引先コード-案件開始日-案件終了日」となっており、この案件名を取引先名として受注データをインポートすることができます。
取引先別継続案件は、【取引先】の「案件自動更新」をチェックしておけば期間を更新して設定した期間ごとに自動作成されます。
受注インポート
受注データの準備
受注フォーマット.csv(文字コードはUTF-8です。)をインポートします。以下を参考にデータを作成してください。
- 受注フォーマットの項目のうち、必須項目は「案件」「tb_ExId」です。
- 「tb_ExId」には自社で管理している受注番号を設定してください。後述する【受注明細】と紐づけるキーとなります。
- 項目名が正しければ並び順は受注フォーマット通りでなくても構いません。
続いて、ツバイソPSAの【受注】を開いてください。
次に、「インポート」を押してください。インポートウィザードが開きます。
システム管理者であればインポートを行えますが、必要な権限はインポートでレコードを追加・更新する方法を参考にしてください。
インポートウィザード
表示される以下の項目のように設定してください。
(文字化けする場合、ExcelでCSVファイルを作成している場合は、文字コードはShift_JISを選択してください。)
CSVファイルを選択して「次へ」を押します。
以下の画面が表示されますので、項目の対応付けが正しいことを確認して「次へ」を押してください。
画面の案内に従ってインポートを行なってください。
一括データ読み込みジョブで「レコードの失敗」が0となっていれば成功です。失敗している場合は「結果を表示」で処理結果をダウンロードして、内容を確認してください。エラー内容の修正を行い、再度インポートを行います。
リストビューで確認
再度、【受注】のリストビュー「すべて選択」を開いてください。受注IDの降順で並び替えるとわかりやすいです。
受注データがインポートされていることを確認してください。
受注明細インポート
受注データは、【受注】と【受注明細】で構成されています。
受注レコードに得意先や受注日などが登録され、受注の商品内訳が10件ある場合は受注1レコードに関連して受注明細が10レコードとなります。データ構造は下図を参考にしてください。
受注明細データの準備
受注明細フォーマット.csv(文字コードはUTF-8です。)をインポートします。以下を参考にデータを作成してください。
- 受注明細フォーマットの項目のうち、必須項目は「受注」「商品・サービス」です。
- 「受注」には自社で管理している受注番号を設定してください。これは受注データのインポートで使用した「tb_ExId」と同じ値が使用され、これをキーに受注と受注明細を紐付けます。
- 「商品・サービスからマスタ値を設定」をTRUEに設定することで、商品・サービスの情報を自動設定します。通常はTRUEにします。
- 「受注明細表示名」「備考」「単価(税抜)」は商品・サービスのマスタ値を上書きしたい時に設定します。設定しない場合は商品・サービスのマスタ値が設定されます。
- 「期間収益計上開始日」「期間収益計上終了日」「最終月の期間(月)」は収益認識の方法が「期間収益」の商品・サービスを使用するときに設定します。インポート後に設定しても構いません。
- 「T&M計上開始日」「T&M計上終了日」は収益認識の方法が「T&M」の商品・サービスを使用するときに設定します。インポート後に設定しても構いません。
- 項目名が正しければ並び順は受注明細フォーマット通りでなくても構いません。
インポートウィザード
ツバイソPSAの【受注明細】を開いてください。
受注と同様、インポートを押して、インポートウィザードを起動してください。
新規レコードを追加を選択し、以下を設定してください。
CSVファイルを選択して「次へ」を押します。
項目の対応付けが正しいことを確認して「次へ」を押してください。
続けて、画面の案内に従ってインポートを行なってください。
一括データ読み込みジョブで「レコードの失敗」が0となっていれば成功です。
リストビューで確認
再度、【受注明細】のリストビュー「すべて選択」を開いてください。受注IDの降順で並び替えるとわかりやすいです。
受注明細データがインポートされていることを確認してください。
インポートデータ用フォーマット
(文字コードはUTF-8です。)