はじめに
ツバイソPSAには多くの機能があり、それにより多く業務をDX、自動化できます。これはメリットである一方、多機能性は、使いこなすのが難しいというデメリットの原因となります。
ツバイソPSAは、以下により、多機能性と使いやすさを両立させることができます。
- 画面構成を共通にして、最小限の学習で、誰でも使いこなせるUI
- メニューを覚えてなくても、グローバル検索機能(AI検索)によって最小の操作で目的のデータにアクセスできる
- 簡単に、表示項目を減らしたり、画面の配置をカスタマイズして自社に最適化できる
- システムの操作方法を知らなくても、業務に慣れた社員に仕事の依頼するように、AIエージェントと自然な会話をするだけで業務を行ってもらえる
目次
- 基本的な画面構成
- アプリの選択
- ホーム画面
- 業務メニュー
- マスタメニュー
- グローバル検索機能(AI検索)
- リストビュー
- フェーズ
- 詳細タブ
- 関連リスト
- 入力・編集
- レコードの無効化(論理削除)
- 承認によるレコードのロック
- 経費精算
- 通知
- ヘルプページへアクセス
基本的な画面構成
操作を行う画面は以下の4つのパネルで構成されています。どの機能も基本的に同じ画面構成としているめ、これでシステム全体の画面構成を理解できるようになります。
①強調表示パネル。レコード(伝票と同じ。見積、受注など意味のある単位でのデータの集合を言います。)の重要な情報を確認できます。
②フェーズパネル。現在の業務フェーズを表し、フェーズで必要な項目のみを表示できます。
③クイックリンクパネル。現在開いているレコードに関連するレコードへワンクリックで移動できます。例えば、案件レコードの場合は、この案件に関連する見積、受注、請求、売上、発注、検収、支払、仕入経費などを素早く確認することができます。
④メインパネル。業務に必要な入力、操作を行うことができます。
⑤Chatterパネル。このレコードに関するチャットを行ったり、活動、ToDo、予定、メールを作成できます。また、レコードに関連するファイルを添付できます。
アプリの選択
ツバイソPSA以外の複数のアプリ(Sales Cloudなど)があり、簡単に切り替えて使うことができます。
①を押すことでアプリケーションを選択することができます。
②の検索窓で「psa」を入力することで絞り込むことができます。
③のように、ツバイソPSAには、「ツバイソPSA(管理部門用)」と「ツバイソPSA(案件担当者用)」の二つのアプリケーションがあります。
アプリ:ツバイソPSA(管理部門用)
「ツバイソPSA(管理部門用)」は、受注、納品、請求、発注など、機能軸のメニューとなっているため、わかりやすく、どなたにもおすすめです。
さらに、右にある鉛筆マークをクリックすることで、ユーザごとにメニューをカスタマイズできます。
「V」をクリックすることで、以下を素早く行えます。
- 新規レコードの作成
- 最近開いたレコードを開く
- 最近使ったリストビューを開く
アプリ:ツバイソPSA(案件担当者用)
「ツバイソPSA(案件担当者用)」は、特定の案件に関連する業務を行いやすいUIで、少数の案件を軸に日々の業務を行う方におすすめです。案件ごとに階層化されたタブを表示でき、すぐに切り替えることができます。
ブラウザと同じで、タブをたくさん開きすぎるとどのタブが何かわかりにくいというデメリットがあります。
メニューは、①を押すことで②「ナビゲーション項目」が表示されます。ここから必要な機能に移動することができます。③編集によって、業務メニューやマスタのうちよく使う機能を、ユーザごとに②に表示させることができます。
よく使う案件やリストビューなどは下記のように「タブを固定」で固定しておくことができます。またタブに表示される名前も「タブのカスタマイズ」で自分がわかりやすい名前に変更することができます。
ホーム画面
ホーム画面は「ダッシュボード」や「Chatter(チャット)」、承認すべき「未承認申請」、「今日の行動(予定)」、「今日のToDo」などを表示させることができます。
ホーム画面は、ユーザごとにカスタマイズ可能です。
業務メニュー
業務メニュー画面には、業務プロセスごとにメニューの全体がまとめられ、アクセスすることができます。
業務プロセスは、ツバイソPSAシステム全体図と対応していますので、この全体図を把握しておくとシステムの全体像が理解しやすいです。
マスタメニュー
マスタメニュー画面には、種類ごとにマスタの全体がまとめられ、アクセスすることができます。
グローバル検索機能(AI検索)
ツバイソは上記の通り、全体のメニューから辿ってデータにアクセスすることができます。
加えて、検索窓でキーワード検索をすることでもっと簡単に、クリック数を最小に目的のデータにアクセスすることができます。検索結果は、AIによってユーザーごとに最適化されます。アクセス権限が許可されていないデータは検索が制限されます。
これまでの一般的な業務システムは、操作者が自分が欲しいデータがどのメニューあるかを記憶しておいて、メニューを開いて、IDや日付などで完全なデータに絞り込んで目的のデータにアクセスしていました。これからは、キーワード検索をして、検索結果から素早く直接目的のデータにアクセスできます。
上部にある検索フォームをクリックし、検索したいキーワードを入力します。
「/」を押すと、一発でメニューが開くので慣れると早いです。
①キーワードの部分一致の結果、下にユーザごとにパーソナライズされた結果が表示されます。
②検索方法の候補が表示されます。クリックすれば選択できます。
③パーソナライズされたレコードが表示されます。③の項目をマウスオーバーするだけで、レコードを開かなくても概要が右側に表示されます。
④同様に関連する項目をマウスオーバーするだけでその一覧が表示されます。例では見積の一覧が表示されます。
⑤検索候補に表示されない場合は以下のように、全体の結果が表示されます。
特定オブジェクト(一覧)をクリックして、さらに項目で絞り込むことも可能です。
以下のようにAND条件、OR条件、ワイルドカードを使った検索も可能です。
「文字列1 AND 文字列2」
「文字列1 OR 文字列2」
「文字列1 AND NOT 文字列2」
「文字列*」
「"文字列1 文字列2"」
リストビュー
機能(業務メニュー、マスタメニュー)を選択すると、その機能に存在するレコードの一覧を表示させることができます。
デフォルトは、①「最近参照したデータ」ですが、②でピン留めすることで、好みのリストビューをデフォルトに変更することができます。
③の設定によって、ユーザ毎に好みのリストビュー(表示する項目、条件フィルタなど)を作成して、業務効率を上げることができます。詳しくは【リストビュー】の使い方をご覧ください。
①を押すとリストビューが表示されます。
以下は、「すべて選択」リストビューを選択した状態です。
フェーズの切り替え
ツバイソでは、業務をフェーズに分けて、フェーズ毎に必要最小限の項目だけを表示して、ユーザの作業をシンプルにして生産性を上げることができます。
一つ右のフェーズに移動したい場合は、②「フェーズを完了としてマーク」をクリックすることでフェーズ変更できます。フェーズを飛ばして移動したい場合は、①移動したいフェーズを押して、②「現在のフェーズとしてマーク」を押すと、フェーズを切り替えることができます。
フェーズを切り替えると③ステップタブの内容④がフェーズにおける業務に必要な内容に切り替わります。
カスタマイズも可能です。
詳細タブ
詳細タブを開くと、レコードの情報がセクションごとに表示され、全体情報を把握することができます。
ここから入力、編集することもできます。参照、入力、編集できる項目は権限によって異なります。
関連リスト
関連タブを開くと、レコードに関連する他の機能のレコードを全て表示させることができます。例えば案件の場合は、この案件に関連する見積、受注、納品、請求、売上、発注などにどのようなレコードがあるかを案件から直接一覧把握し、アクセスすることができます。
案件の見積金額、受注金額、売上金額、請求金額、発注金額、原価などは、案件に関連する複数の見積レコード、受注レコード、売上レコードの集計値ですが、これらの金額の内訳、構成するレコードを関連リストで把握することができます。
表示される関連リストは権限によって異なります。
入力・編集
鉛筆マークを押すと入力、編集できます。
入力、編集できる項目は権限によって異なります。
レコードの無効化(論理削除)
レコードを削除したい場合はレコードの「無効」にチェックを入れることで可能です。
ツバイソは内部統制の観点からレコードは物理的に削除せず、論理削除として「無効」ステータスで管理します。書き損じた伝票に❌を入れて、捨てずに管理するのと同じです。
「無効」にチェックを入れたレコードは下記変更が反映されます。
- 「件名」最初に[無効]と追記される
- ツバイソロック(無効)がロックされる
- 積み上げ集計の対象外となる
- 参照項目の検索対象外となる
- ツバイソPSA標準のリストビューから非表示となる
※ 関連するレコードが存在する場合は、無効にすることができません。
承認によるレコードのロック
レコードが承認されると、ツバイソロック(承認)がロックされ、承認されたレコード内容がロックされます。
※ロック対象外項目は各オブジェクトのマニュアルをご参照ください。
承認やロックの詳細は下記をご参照ください
経費精算
全ての画面に表示されている、左下の「経費精算を新規作成」を押すことで、いつでも「経費精算」を作成することができます。
通知
承認依頼やChatterのメンションなど、自身に通知が来ると、右上のベルマークに赤い数字が表示されて把握することができます。
ベルマークを押すと通知が表示され、通知をクリックすると該当するレコードに移動することができます。
ヘルプページへアクセス
皆さんが今ご覧になっているヘルプページにはここからいつでも開くことができます。