目次
はじめに
ツバイソPSAのカスタマイズ箇所の管理方法に関するマニュアルです。
ツバイソPSAはSalesforceの標準機能とツバイソPSAの機能を組み合わせて、柔軟にカスタマイズをすることができます。
ツバイソPSAのバージョンアップ時には、カスタマイズ箇所について標準機能のアップデートの影響がないか、確認を行う必要があります。
これをもれなく行えるようにカスタマイズ内容を一覧管理することを推奨します。
※参考
ツバイソPSAカスタマイズ一覧について
カスタマイズ内容を一覧管理するためのテンプレートとして、本記事の最下部に「ツバイソPSAカスタマイズ一覧」のエクセルファイルを添付しています。
「ツバイソPSAカスタマイズ一覧」では、カスタマイズによる変更内容や本番環境へのリリース日など、カスタマイズ箇所を管理するために必要な管理項目を記載しています。
入力内容については、テンプレートに記載の入力例を参照してください。
また、ページレイアウトやLightningレコードページのカスタマイズなど、画面のレイアウトに変更がある場合は、シート「レイアウト設計書」のようにスクリーンショットとあわせて変更内容を記録することを推奨します。
API参照名の命名ルールについて
カスタマイズによって追加するコンポーネントには、API参照名の設定が必要な場合があります。
API参照名は、Salesforceのシステムでそのコンポーネントを特定するために使用される管理項目で、オブジェクト内で一意となる値を設定します。
システムの保守性や可読性の観点から、以下のような命名ルールとすることを推奨します。
- API参照名の先頭に貴社管理用の接頭辞を付加する。
- 弊社では、ツバイソPSAの標準機能には「tb_」、固有のカスタマイズ機能には「 tbc_」を接頭辞として採用しています。
貴社では、「tb_」「tbc_」以外のアルファベット+アンダーバーの形式で接頭辞を付加してください。
- 弊社では、ツバイソPSAの標準機能には「tb_」、固有のカスタマイズ機能には「 tbc_」を接頭辞として採用しています。
これにより貴社が作成したコンポーネントであることが明確になり、管理がしやすくなります。
- ページレイアウトやLightningレコードページなど、ツバイソPSA標準のコンポーネントをコピーしてカスタマイズする場合、API参照名の末尾に「_Custom」を付加する。
- これにより貴社が作成したコンポーネントのコピー元が明確になり、バージョンアップ時の確認等がしやすくなります。
設定例)案件のLightningレコードページ「tb_ProjectRecordFlexiPage_2_0」をコピーしてカスタマイズする場合
→「xxx_ProjectRecordFlexiPage_2_0_Custom」をAPI参照名として設定する。
※【xxx】は貴社管理用の接頭辞
運用方法
「ツバイソPSAカスタマイズ一覧」は以下のような運用方法を想定しています。
- 開発環境(Sandbox環境)にてツバイソPSAのカスタマイズを行った際、「ツバイソPSAカスタマイズ一覧」へカスタマイズ内容を記入する。
- 開発環境にてカスタマイズした箇所を本番環境へリリース後、「ツバイソPSAカスタマイズ一覧」へ本番環境リリース担当者、リリース日を記入する。
添付ファイル