はじめに
本資料は、ツバイソ導入プロジェクトを円滑に推進するため、必要なライセンスの種類と数量に関する基本的な考え方を定め、プロジェクト関係者間の共通認識を確立することを目的としています。
ツバイソPSAのユーザーライセンスは、標準ユーザーライセンスとAdminユーザーライセンスで構成され、必要ライセンスはこれらの合計となります。 導入準備中から本番稼働まで、プロジェクトの進行と実際の作業内容に合わせて、必要なユーザーライセンスを準備するための考え方を以下に記載します。
まず、ライセンス利用における最も重要な基本原則として、1つのライセンス(ログインID)を複数人で共有(使い回し)することは利用規約で固く禁止されています。ツバイソを含むSalesforceプラットフォームのライセンスは、特定の個人に紐づく「指名ユーザーライセンス」です。ライセンスを共有すると、操作履歴から「誰が作業したか」を特定できなくなり、セキュリティや内部統制上の重大なリスクとなります。本資料で計画するライセンスは、すべてこの原則に基づき、利用者一人ひとりに対して準備する必要があります。
ツバイソPSA、IMA 標準ユーザーライセンス
ツバイソ導入プロジェクトの工程別の推奨ライセンス数とその考え方は以下の表の通りです。
| 導入工程 | 主なタスク | 推奨ライセンス数 | 考え方・ポイント |
|---|---|---|---|
| 計画・管理 | ・プロジェクト管理 ・導入計画 ・教育・運用テスト計画 ・データ移行計画 |
導入プロジェクト中核メンバーの人数分 |
・プロジェクトの円滑な進行のメリットがあるため、最初から中核メンバー(PM、各業務キーパーソン、導入支援パートナー)全員分の標準ライセンスと別途Adminユーザーのライセンス(下記参照)を準備することを推奨します。 標準ライセンス(フル機能): 7(ユーザー企業 5名、支援パートナー実務担当2名) |
| 設計, 制作, 構築・設定(テスト環境), データ移行 | ・業務モデル設計、Fit&Gap分析 ・承認プロセス制作、権限設定、アドオン機能開発 ・システム設定、環境構築 ・データ移行 |
導入プロジェクト中核メンバーの人数分 | ・原則として、実際にシステムにアクセスし、機能理解、業務設計、設定確認を行うプロジェクト中核メンバー(PM、各業務キーパーソン、導入支援パートナー)全員分の標準ユーザーライセンスと別途Adminユーザーのライセンス(下記参照)をご準備ください。 ・承認プロセスのテストは、関係者全員のライセンスを用意せずに行えます。ツバイソの機能を使えば、1人のテスト担当者アカウントに「課長」や「部長」といった複数の承認者の役割を持たせることが可能です。 ・コストを最小化する方法としてアカウントの有効/無効を切り替え、アカウント間のライセンスの付け替えも可能ですが、管理が煩雑になったり、設定ミスが発生したりするリスクがあるため注意が必要です。プロジェクトの特性や管理体制を考慮の上、ご検討ください。 |
| 教育, 運用テスト | ・社員教育 ・社員運用テスト |
運用テスト参加者全員分 | ・運用テスト参加者全員分のライセンスをご準備ください。この工程は、各部署から選抜された担当者に先行して教育を実施し、実際の業務シナリオに沿ってシステムの最終検証を行うことを主目的とします。 |
| 構築・設定(本番環境) | ・システム設定、環境構築 | 全利用ユーザー数 | ・全ての利用者が業務を開始するため、本番利用を想定する全ユーザー分のライセンスが必要となります。 |
Admin ユーザーライセンス (システム管理者ライセンス)
標準ユーザーライセンスとは別に、システム全体の設定変更など強力な権限を持つ特権管理者が利用する、「Adminユーザーライセンス(システム管理者ライセンス)」についての考え方です。 内部統制の観点から、プロジェクト期間中と本番稼働後で、その役割と管理方法を明確に区別する必要があります。
| 項目 | 導入プロジェクト期間中 | 本番稼働後 |
| 主な利用用途 |
システムの構築が主な目的です。 ・システム環境の構築、セキュリティ設定 ・ユーザー権限の設計・設定 ・データ移行作業 ・テストで発見された不具合の修正 |
システムの安定的・継続的な運用が主な目的です。 ・ユーザーアカウント管理(追加、変更、削除) ・定期的なシステムメンテナンス ・項目追加や設定変更などの保守対応 ・バージョンアップ対応 |
| 必要なライセンス数 |
円滑なプロジェクト推進を目的とした構成を推奨します。 ・標準ユーザー50ライセンスごとに1ライセンスの基本割合の契約が必要です。 ・導入支援サービスをご利用の場合、お客様側で1名、導入支援パートナー側で1名以上のAdminを割り当てることを推奨します。 ・基本割合を超えたAdminライセンスが必要な場合は、Salesforce社への申請が必要となります。 ただし、追加の可否や条件はSalesforce社の判断となることをあらかじめご了承ください。 ・基本割合を超えて追加したAdminユーザーは本番稼働後に標準ユーザーライセンス(フル機能)に交換することができます。 |
内部統制を重視した最小限の構成が原則です。 ・基本割合に基づき、情報システム部門の管理者(主担当・副担当)など、必要最小限の人数に限定してAdminを割り当てます。 |
| 割当の方針 | 円滑な構築作業のため、お客様の情報システム部門担当者と、導入支援パートナーの担当者に割り当てます。 | 内部統制の観点から、情報システム部門のシステム管理者など、特定の担当者に限定して割り当てます。 |
| アカウントの使い分け |
目的:円滑なプロジェクト進行 ・Admin権限を持つ担当者も、通常の機能確認やテストを行う際は、別途用意した「通常ユーザー用アカウント」を使用してください。 一人の担当者が「Admin用」と「通常用」の2つのアカウントを明確に使い分けることで、設定変更時の誤操作を防ぎ、プロジェクトの遅延リスクを低減します。 |
目的:セキュリティと内部統制の担保 ・Admin権限を持つ管理者は、通常業務を必ず別途用意した「通常ユーザー用アカウント」で行ってください。 Admin権限での操作をシステム設定やメンテナンス時のみに限定することで、意図しないデータ変更や設定ミスを防ぎます。 これにより操作ログの監査も容易になり、セキュリティと内部統制が強化されます。 |
ご契約とご利用に関する重要事項
本資料で計画したライセンスでご契約いただくにあたり、「RobotERPツバイソサービス利用規約」および「ご契約のしおり」の内容を事前にご確認いただき、同意いただく必要があります。
特に、以下の点は重要な注意事項となりますので、必ずご確認ください。
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契約期間と更新
ご契約は自動更新の年間契約です。契約期間中のライセンス数の削減や解約はできず、契約更新日の30日前までに書面での通知が必要です。 -
料金
利用料金は、実際の利用の有無にかかわらず、お申込みいただいたライセンス数に基づき発生します。 -
ライセンスの利用
1つのライセンスを複数人で共有(使い回し)することは契約で固く禁止されています。 -
機能制限と監査
機能制限ライセンスには契約上の利用制限があり、違反した場合は監査の対象となり、多額の罰金が発生する可能性があります。 -
プラットフォームの制約
本サービスはSalesforceプラットフォーム上で提供されるため、関連する利用規約への同意や、カスタムオブジェクト数の上限(10個)などの技術的な制約事項があります。
上記は特にご注意いただきたい事項の抜粋です。ご契約前に必ず「サービス利用規約」および「ご契約のしおり」の全文をご確認くださいますようお願いいたします。