はじめに
「取引先」を基幹システムとして使用するためには、最低限、取引先の区分(得意先、請求先、仕入先、支払先、納品先)を「取引先関連情報」で設定する必要があります。取引先が得意先なのか仕入先なのかで管理する項目と使用できる場所(例:受注は得意先、発注は仕入先)が異なりますので、取引先区分の設定が重要です。
まず、「取引先関連情報」を作成します。先ほど作成した初台不動産の取引先レコードの「取引先関連情報作成」をクリックしてください。
「作成した取引先関連情報レコードに移動する」を選択しましょう。これで作成した「取引先関連情報」に移動して、そのまま設定が行えます。
取引先関連情報を設定する
フェーズ:基本情報の登録
「ステップ」タブが開いていることを確認し、「取引先区分」までスクロールし、下記の項目にチェックを入れます。
初台不動産は得意先でもあり請求先、納品先でもあるので、以下のように3つにチェックを入れます。
- 得意先:チェック
- 請求先(債権管理対象):チェック
- 納品先:チェック
また、「取引先名」や「宛先マスタ情報」が「取引先」から転記されていることを確認します。
以上で、案件の作成に最低限必要な設定は完了です。
(発展)
取引先が大きな会社で、得意先としては部署単位(例:野山不動産株式会社 マーケティング事業部)で管理し、請求先は会社(野山不動産株式会社)として別管理する場合は、取引先を「野山不動産株式会社 マーケティング事業部」と「野山不動産株式会社」の二つ作成し、それぞれ以下のように設定します。
- 取引先:野山不動産株式会社 マーケティング事業部
- 得意先:チェック
- 請求先を指定する:野山不動産株式会社
- 取引先:野山不動産株式会社
- 請求先:チェック