はじめに
パタゴニアの初台不動産との商談は順調に進んでおり、正式に見積の依頼を受けました。
パタゴニア株式会社では、見積書の承認申請時には与信承認と反社チェック完了がされていなければならないルールとなっています。スムーズに見積書を提出できるよう、営業担当の加藤さんは、与信申請と反社チェックの準備に取り掛かることにしました。加藤康介さんとして代理ログインしてください。代理ログインの方法はこちらを参考にしてください。
ツバイソPSAは、見積(受注も同様)の承認申請時に取引先承認、与信承認、反社チェック完了を確認することができますし、カスタマイズにより、承認申請の条件として制御することもできます。
別の言い方をすると、取引先承認、与信承認、反社チェック完了されていなくても見積書の作成自体は行えます。承認プロセスのところでチェックがかかり、承認されなければ、ツバイソPSAからは押印のされた正式な見積書PDF((DRAFT)マークがないもの)を出力することはできないという形で統制します。
加藤さんは、与信申請と反社チェック申請後、承認を待ちながら、並行して見積書を作成するつもりです。
取引先関連情報
フェーズ:請求情報の登録
与信申請を行えるようにするために、初台不動産を与信管理対象とする設定を行います。
初台不動産の取引先関連情報を開いている状態で、フェーズを「請求情報の登録」に変更し、「ステップ」タブが開いていることを確認し、各項目を入力します。これにより、初台不動産は与信管理対象とすることができます。
- 「与信管理対象」にチェックを付けてください
- 銀行口座マスタ(入金先):三菱UFJ銀行 渋谷支店
フェーズ:反社・与信申請
フェーズを「反社・与信申請」に変更します。
このページから与信申請のための与信レコードの作成を行います。
「ステップ」の「与信」タブを開いて、「次へ」を押してください。
「作成した与信レコードに移動する」を選択しましょう。これで作成した「与信」に移動します。
与信情報を登録する
フェーズ:申請情報の登録
「与信」レコードの「ステップ」タブが開いていることを確認し、各項目を入力します。
パタゴニアでは与信申請情報の登録は営業担当が行う規定としていますので、加藤さんが情報登録を行います。
次回自動作成日を設定しておくことで、適用期間終了前に定期的に自動で与信レコードを作成し、漏れなく与信の更新業務を行うことが可能です。
- 申請区分:新規
- 適用期間(開始):20X1/07/01
- 適用期間(終了):20X2/06/30
- 与信申請額(税込):3,600,000
- 与信申請額理由:今回総額3,000,000円の見積を想定しており、20%のバッファを乗せて申請しております。
- 次回自動作成日:20X2/05/31
- 取引内容:インターネット広告代理、コンサルティング
- 取引条件:信用取引
- 入金条件:期日現金払い
- 請求締日:月末
- 入金期日(月):翌月
- 入金期日(日):末日
審査情報を登録する
フェーズ:審査情報の登録
パタゴニアでは与信審査と与信申請は経理部で行なっています。ここからは、加藤さんが登録した情報をもとに経営管理部の日村さんで業務を行います。
日村恭介さんとして代理ログインし、与信レコードを開いてください。
フェーズを「審査情報の登録」に変更します。
「ステップ」タブが開いていることを確認し、各項目を入力します。
- 決算月:3
- 格付評価:C
- 与信評価額:3,600,000
与信を承認する
フェーズ:承認プロセス
フェーズを「承認プロセス」に変更すると申請、承認フローを社内で回すことができます。
※参考:承認プロセスについては別のチュートリアルで学習しましょう。
今回は、日村さんが与信の承認申請を行う為、申請者に「日村恭介」、部門に「経営管理部」を設定します。
承認された与信情報は、関連する【取引先関連情報】の「与信管理情報」に自動転記されます。
適用期間(開始)が将来の日付の場合は、その適用期間開始日の到来時に、与信管理情報が自動更新されます。例えば、与信の更新において、あらかじめ与信審査をしておいて、その適用開始までは旧来の与信限度額を適用し、更新後の与信の適用開始日が到来したら自動的に新しい与信限度額となるような運用が可能です。便利ですね。
与信情報が更新されたら与信レコード取引先関連情報レコードにChatter通知がされます。与信審査の業務は、日村さんにお願いしましたが、営業担当の加藤さんも更新情報をリアルタイムに知りたいので、加藤さんの方では、初台不動産の「取引先関連情報」を「+フォローする」を押して、Chatter通知されるのを待つことにしました。
与信の変更申請
与信管理中に与信限度額を変更したい場合は、変更申請を行うことができます。