2026年8月1日にバージョン6.1、6.2をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。
本リリースの注目機能
- 計上日に合った消費税区分が自動で選ばれるようになりました — インボイス制度経過措置の控除率見直し(令和8年度税制改正)による切り替わりにも、計上日と【税区分マスタ】の有効期間の照合で対応します
- Tsubaiso Intelligence対応(ヘッドレス対応) — 画面を介さず、AIや外部システムから、画面と同じ既定値・整合性・権限でツバイソPSAを操作できるようになりました。【案件】・【見積】からの後続レコードの自動作成も、この対応に含みます
- 非同期処理が途中で失敗しても後続処理が止まらなくなりました — 失敗時点から自動的に再開します。従来はエラーが発生すると後続の処理も実行されずに終了していました
- システム全体の処理時間を短縮しました — 明細エディタ、PDF帳票生成、ERP連携、入金/支払予定作成などが速くなります
対応が必要なお客様
以下は、これまでできていた操作ができなくなる変更と、お客様に作業をお願いする変更です。運用の見直しをお願いします。
- 【資材明細】オブジェクトをご利用の場合、「集計値の更新」ボタンの実行が必要です — 【原価計算票】オブジェクトの「直接材料費[資材明細][集計]」項目の集計を修正しました。修正後の計算はバージョンアップ時点で適用されますが、すでに保存されている集計値は修正前の値のまま親の「直接材料費」項目に加算されます。直接材料費・制作原価計・仕訳連携金額が操作なしに変化して見える場合があるため、対象の【原価計算票】レコードで「集計値の更新」ボタンを実行してください
- 【制作指図】オブジェクトの「制作予算」項目が開始承認後に編集できなくなります — 開始承認により「ツバイソロック(開始承認)」項目が適用されている間は変更できません。金額を修正する場合は、承認を解除してから修正してください
- 【仕入先T&M実績登録EC】レコードの提出後に実績数量を変更できなくなります — 提出時に「ツバイソロック(提出)」項目が自動でONになります。修正する場合は、承認前であれば外部ユーザー自身で「提出を取り消す」ボタンで提出を取り消してから再編集してください
- リストビューの「新規」ボタンの削除作業をお願いします — フロー・転記・締め処理を経由して作成すべきオブジェクトについて、リストビューの標準「新規」ボタンを除去しました。ただし、すでにご利用中の組織では、バージョンアップ後も「新規」ボタンは表示されたままとなります。設定>オブジェクトマネージャー>対象オブジェクト>リストビューボタンレイアウトの編集画面で、「新規」ボタンのチェックを外して保存してください。対象は【製造実績】【売上明細】【財務記録】【財務記録明細】【管理会計2】【仕入先見積明細EC】【勤怠(日次)】【勤怠(月次)】【タイムチャージ対象】【タイムチャージ対象ピン】【手形・電債等】【月次締処理】【制作間接費配賦】【ツバイソログ】オブジェクトです
- レコード共有の反映タイミングが変わります — 保存と同時だった共有の反映が、保存の数秒〜最大1分程度後になります。保存直後の共有状態を前提にした運用がある場合は見直してください
新機能
マスタ関係
- 適用日基準による消費税区分の自動判定 — 計上日に合わない【税区分マスタ】レコードが設定されていても、正しい消費税区分で計上できるようになりました。【仕入経費明細】レコードに設定された【税区分マスタ】レコードの有効期間が計上日を含まない場合、計上日に応じた【税区分マスタ】レコードへ自動的に置き換わります。インボイス制度経過措置の控除率見直し(令和8年度税制改正)による控除率の切り替わりにも、計上日と【税区分マスタ】レコードの有効期間の照合によって対応します。置き換え先の【税区分マスタ】レコードが見つからない場合は値を変更せず、消費税区分自動置換ログに「置換不能」として記録します。
その他、全般
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Tsubaiso Intelligence対応(ヘッドレス対応) — ツバイソPSAを、画面を介さずAIや外部システムから操作できるようにする対応を行いました。画面から操作した場合と同じ既定値・整合性・権限で処理されるため、統制を保ったまま自動化を進められます。
- 設定変更を安全に行うため、宣言的カスタマイズとメタデータのデプロイを実行できる専用の権限セットを追加しました。権限セットを割り当てたユーザーのみが対象となり、既存のプロファイルや権限には影響しません。
- 【受注明細】・【発注明細】レコードなどの作成・更新・削除を行えるAPIを追加しました。画面から操作した場合と同じ既定値・整合性で処理されます。
- 【受注】などの承認・却下を実行できる「承認指示」オブジェクトを追加しました。承認者本人の権限で動作し、指示を出した本人が承認者の場合のみ成立します。
- 【案件】・【見積】レコードのチェックボックスを入れるだけで、【見積】・【受注】・【制作指図】レコードを作成できるようにしました。画面から作成した場合と同じ項目転記・承認統制で作成され、APIやデータローダ経由の一括作成にも使えます。
※これらの設定を行わない場合、これまでの画面・操作・権限に変わりはありません。ツバイソをAIで操作・カスタマイズするためのAI基盤「Tsubaiso Intelligence」については、別途ご案内します。ご興味のあるお客様は担当までお問い合わせください。
機能改善
調達プロセス
- 仕入先T&M実績登録ECの提出後ロック — 提出済みの実績が意図せず変更されることを防げるようになりました。【仕入先T&M実績登録EC】レコードの提出後に「ツバイソロック(提出)」項目が自動でONになります。提出後は実績数量を変更できなくなります。修正が必要な場合は、承認前であれば外部ユーザー自身で「提出を取り消す」ボタンで提出を取り消して再編集できます。
制作プロセス
- タイムシート登録画面の日付移動ボタンの再配置 — タイムシート登録画面で日付を移動しやすくなりました。日付入力欄の横にあった「前日」「今日」「翌日」ボタンを、日付入力欄の下部へ再配置しています。画面レイアウトが崩れず、同じ位置から日付を移動できます。
- 制作予算の開始承認後ロック — 開始承認後の予算金額の変更を防げるようになりました。【制作指図】オブジェクトの「制作予算」項目を、「ツバイソロック(開始承認)」項目が適用されている間の編集不可対象にしています。開始承認後に金額を修正する場合は、承認を解除してからの修正となります。
マスタ関係
- 消込方法への「バケット単位」の追加 — 取引先との債権債務管理の選択肢が広がりました。【取引先債権債務情報】・【取引先関連情報】オブジェクトの「消込方法」項目に、選択肢「バケット単位」を追加しています。将来のバケット単位での相殺・消込処理の自動化に向けた基盤を整えます。
その他、全般
- ERP連携での入金予定日・支払予定日の送信 — 消込方法が「バケット単位」の取引先で、ERP側で予定日にもとづく資金繰り管理ができるようになりました。【売上】・【仕入経費】レコードのERP連携時に「入金予定日」「支払予定日」項目を送信します。予定日は関連する【入金予定】・【支払予定】レコードから自動で判定し(複数ある場合は最も古い日付)、特定できない場合は計上日を採用します。
- 継続案件の自動作成サイクルの日・週単位対応 — 1日や1週間といった短期間の自動作成サイクルでも、案件が止まらず更新されるようになりました。継続案件の期間判定ロジックを改修し、15日未満の設定であっても「日数」で計算されるよう改善しています。取引先ごとの設定手順に変更はありません。
- OCR経費精算の設定項目へのヘルプテキスト追加 — 領収書画像から【経費精算】レコードを自動作成する機能(OCR)を有効にする前に、AI利用時の留意事項を画面上で確認できるようになりました。設定項目にヘルプテキストを追加しています。
- 非同期処理の失敗時の自動再開 — 非同期処理が途中で失敗しても、後続の処理が止まらなくなりました。【売上】・【仕入経費】オブジェクトの自動転記や、【受注】・【案件】オブジェクトの積み上げ集計といった処理が制限超過などで失敗した場合に、失敗時点から自動的に再開します。従来はエラーが発生すると後続の処理も実行されずに終了していました。再実行しても解消しない場合は該当ジョブのみ中止して後続処理を継続し、管理者へメールで通知します。
- 明細エディタの為替レート表示の即時同期 — 外貨取引で、画面に表示されている為替レートと実際の値の食い違いがなくなりました。見出レコードで通貨や換算日を変更した際、明細エディタ上部に表示される為替レートが、ブラウザの更新なしで即座に最新値へ同期します。
- リストビューの「新規」ボタンの除去 — 機能を経由せずにレコードが作られることによる不整合を防げるようになりました。フロー・転記・締め処理を経由して作成すべきオブジェクトについて、リストビューの標準「新規」ボタンを除去しています。対象は【製造実績】【売上明細】【財務記録】【財務記録明細】【管理会計2】【仕入先見積明細EC】【勤怠(日次)】【勤怠(月次)】【タイムチャージ対象】【タイムチャージ対象ピン】【手形・電債等】【月次締処理】【制作間接費配賦】【ツバイソログ】オブジェクトです。すでにご利用中の組織では、バージョンアップ後も「新規」ボタンは表示されたままとなります。
- 処理時間の短縮と大量処理時の安定性向上 — システム全体の処理が速くなりました。明細エディタ、PDF帳票生成、ERP連携、入金/支払予定作成などの処理時間を大幅に短縮しています。あわせて、大量のレコードをまとめて登録・更新する場面での動作が安定しました。この変更にともない、レコードの共有設定が反映されるタイミングが、保存と同時から保存の数秒〜最大1分程度後に変わります。
不具合修正
調達プロセス
- 「消込管理区分」項目が表示されない不具合 — 【仕入経費明細】および【支払予定】オブジェクトのページで、「消込管理区分」項目が表示されない不具合を修正しました。両オブジェクトの画面で消込の管理区分を確認できます。
- 発注明細の税区分マスタ・税率の自動選択の不具合 — 【発注明細】レコード作成時の「税区分マスタ(購買)」項目と「税率(%)」項目の自動選択ロジックの不具合を修正しました。インボイス制度に対応した税区分と税率が、発注時に自動で選ばれます。
- 発注の承認後自動作成でのエラー — 【発注】オブジェクトで「承認後自動作成(検収・期間費用・T&M費用)」項目にチェックを入れて承認すると、「制限数を超えました」エラーになる問題を解消しました。従来は保存できず【期間費用】レコードが作成されないほか、【発注】レコードの「期間費用計上開始日(最小)」「期間費用計上終了日(最大)」項目も空欄のままとなっていました。承認後の自動作成が正しく行えます。
その他、全般
- 締処理済レコードの赤黒修正でのエラー — 「ツバイソロック(締め)」項目がONの【期間収益】・【期間費用】・【請求】・【支払】レコードで、「赤黒修正」項目が編集できず保存エラーになる問題を解消しました。締処理済のレコードでも赤黒修正を行えます。
- 非同期処理のエラー時にChatter通知が送信されない不具合 — ERP連携や【原価計算票】の集計といった非同期処理でエラーが発生した際に、Chatter通知が送信されない不具合を修正しました。エラーの発生にその場で気づけます。
- 「フル機能(情シス)」権限セットの項目アクセス権の不具合 — 「フル機能(情シス)」権限セットにおいて、各オブジェクトの「◯◯作成済」項目に対するアクセス権限が不足していた不具合を修正しました。同権限セットをお持ちの方が、当該項目を編集できます。
- 標準レポートのフィルター条件の不具合 — 「部門(会計)別月次予算実績」等の標準レポートで、【見積】オブジェクト以外の管理会計データ(【制作指図】レコードなど)が誤って除外されていたフィルター条件の不具合を修正しました。【制作指図】レコードなどの実績も予実に反映されます。
- 資材明細の直接材料費が原価計算票に集計されない不具合 — 【原価計算票】オブジェクトの「直接材料費[資材明細][集計]」項目に引当時の【受払履歴】レコードが合算され、また返却分が差し引かれず金額が過大になる不具合と、同項目の金額が親の「直接材料費」項目に合算されない不具合を修正しました。【資材明細】レコードの出庫分が、直接材料費に正しく反映されます。なお、本修正は主にツバイソIMAとの連携に関するものであるため、ツバイソIMAをご利用でないお客様への直接的な影響はございません。