2026年10月28日にバージョン7.0をリリースしました。
リリース内容は以下の通りです。
本リリースの注目機能
今回のリリースで特にお伝えしたい変更です。詳細は本文の該当箇所をご覧ください。
- 【受注】【発注】のリストビューで、最大200件をまとめて一括承認できるようになりました(機能改善 > その他全般)
- 【取引先関連情報】で、受注と発注に別々の納品先を設定できるようになりました(機能改善 > 調達プロセス)
- 【財務記録】に登録した仕訳を、【管理会計2】で案件・部門の損益に集計できるようになりました(新機能 > その他全般)
- 【制作指図】の画面で、【資材明細】をまとめて登録・編集できるようになりました(新機能 > 制作プロセス)
- 汎用ワークフロー(ツバイソWF)で、稟議などの社内の申請と承認を管理できるようになりました(新機能 > その他全般)
汎用ワークフロー(ツバイソWF)について
ツバイソWFは、ツバイソPSAに含まれるワークフロー専用のアプリです。社内のさまざまな申請を【ワークフロー】で一元的に管理できます。次のことを行えます。
- 申請種別ごとに申請・承認できます — 標準の「汎用稟議」のほか、設定で追加した申請種別を選んで申請し、承認者が承認・却下・再割り当てを行えます。
- ツバイソPSAの承認の仕組みをそのまま使えます — 部門承認、代理申請・代理承認、エスカレーション、ツバイソロックを利用できます。
- 取引先・取引先責任者と紐づけられます — 取引先ごとの申請の履歴を一覧で確認できます。
- 画面の設定だけで申請種別を増やせます — 新しい申請種別の追加や表示する項目の変更は、Lightningページの設定で行えます。
詳しくは次の記事をご覧ください。
【汎用ワークフロー(ツバイソWF)】の使い方(ツバイソPSA)
バージョンアップ前にご確認ください
バージョンアップにともなって運用に影響する変更です。影響の大きい順に記載しています。
作業をお願いする変更
- 契約自動更新・契約変更で作成済みの明細は、「期間」の修正が必要です — PSA3.0以降に月の途中から始まる契約を自動更新・契約変更した【受注明細】【発注明細】は、「期間」が1ヶ月多く登録されていることがあります。「期間」を直し、初月の【期間収益明細】【期間費用明細】と、作成済みの【請求明細】【支払明細】の「期間」も1ヶ月分減らしてください(締処理済などで直接直せない場合は赤黒修正)。
- 発注などの納品先を自動で設定するには、仕入先の【取引先関連情報】に「発注用納品先」の登録が必要です — カスタム設定「取引先、担当者、部門の自動設定機能の使用」が有効な場合、納品先が空欄の【発注】などの調達プロセスのレコードには、受注から作成した【発注】では受注の納品先を、それ以外では仕入先の【取引先関連情報】の「発注用納品先」を設定します。仕入先の「受注用納品先」(旧「納品先を指定する」)や仕入先自体を設定する動きはなくなりました。仕入先の【取引先関連情報】に「発注用納品先」を設定してください。
- 【原価計算票財務記録】をツバイソERPへ連携している場合は、【原価会計処理方法】の直接労務費の勘定科目の確認が必要です — 集計科目が「(制)労務費」の【仕入経費明細】【経費精算明細】の金額は、「集計値を更新」の実行時に【原価計算票】の直接経費から直接労務費へ移ります。同じ区分(未完成・完成・検収済・制作中止)で直接経費の勘定科目が設定され、直接労務費の借方・貸方が未設定の場合、この金額はエラーにならないまま仕訳から抜けます。最初に【原価計算票財務記録】を作成する前に、直接労務費の借方・貸方を設定してください。
- 購買・経費精算から計上した労務費の【管理会計2】の集計が変わるため、「未完成時の資産性」を使う場合は【原価会計処理方法】の設定が必要です — 「(制)労務費」「(制間)労務費」の金額は「未集計」ではなく同じ名前の項目に集計され、制作費用が増えます。【制作指図】の「未完成時の資産性」を使う場合は、「未完成-借方-直接労務費」に集計科目が「資産」、「未完成-貸方-直接労務費」に「仕掛品たな卸高」か「他勘定振替高」の勘定科目を設定してください。この組み合わせでないと、(制)労務費が仕掛品へ振り替わらず、発生した月の原価に計上されます。作成済みの【管理会計2】は、【制作指図】【案件】の「管理会計を再作成」で作り直せます(「保護」にチェックが付いたものを除く)。
- 【支払明細】から作成したキャッシュフローの【管理会計2】は、作り直しが必要です — 購買側の集計科目の金額が「未設定」に計上される不具合を修正しました。作成済みの【管理会計2】は自動では直らないため、対象の【支払明細】の「管理会計を再作成」にチェックを入れて保存してください(「保護」にチェックが付いた【管理会計2】は作り直されません)。
- 契約自動更新に失敗して残った【受注】【発注】は、整理が必要です — 「期間単位」が空欄のT&Mの明細があると契約自動更新が失敗し、明細が欠けた更新後の【受注】【発注】が残っていることがあります(明細が一部だけ作成されたものもあります)。削除するか、明細を補ってください。作り直す場合は、複写元の【受注】【発注】の「契約更新受注作成済」「契約更新発注作成済」を未設定に戻してください。
できなくなる操作
- 【制作指図】の関連リストから、【製造実績】を直接作成できなくなります — 【制作指図】の【製造実績】の関連リストから、「新規」ボタンと所有者を一括で変更するボタンを除きました。【製造実績】は、【制作指図】の「製造実績作成」から作成してください。
- ツバイソIMAをご利用の場合、在庫が足りない【納品明細】は、代替単位で入力しても明細エディタで保存できなくなります — 基準単位より大きい代替単位(基準単位がg、代替単位がkgなど)を選んだときも、基準単位に換算した数量で利用可能数を確かめるようになりました。これまで在庫不足を検知できずに保存できていた明細もエラーになります。ロケーションを選び直すか、明細を分割してから保存してください。
挙動・既定値が変わる変更
- 非同期処理が完了しなかったときのお知らせが、メールから【失敗非同期ジョブ】の記録に変わります — 自動転記・積み上げ集計・ツバイソERP連携・帳票作成などの非同期処理が、再試行の上限を超えて打ち切られた場合と、処理数の上限で開始できなかった場合に、これまでは管理者宛のメール(開始できなかった場合は操作したユーザーのChatterへの投稿も)でお知らせしていました。今回から【失敗非同期ジョブ】に記録します。メールで処理の失敗を把握していた場合は、【失敗非同期ジョブ】を確認する運用に切り替えてください。
- 請求先・納品先・支払先の【取引先関連情報】に取引先責任者を設定している場合、【請求】【納品】【支払】に転記される取引先責任者が変わります — 新規作成時に、請求先・納品先・支払先に指定した取引先の【取引先関連情報】の取引先責任者を、得意先・仕入先の【取引先関連情報】より優先して「取引先責任者1」〜「取引先責任者3」に転記します。バージョンアップ後に作成するレコードから変わるため、請求先などの【取引先関連情報】の取引先責任者の設定を確認してください。
- 銀行口座を設定した取引先の「入金予定日」「支払予定日」が、銀行の休業日を避けた日になります — 12月31日・1月2日・1月3日を休日として扱うため、これらの日にかかる予定日は前後の営業日にずれます。【請求】【支払】のうち、新しく作成したレコードと予定日を再計算するレコードが対象で、確定済みの予定日は変わりません。
- 「期間」が未入力の【受注明細】は、「売上計上金額(合計)」が0と表示されます — 「収益認識の方法」が「期間収益」で「期間収益売上計上回数(月数)」が1、「期間」が未入力の明細は、作成される【期間収益明細】の金額と同じく0を表示します。作成済みの明細もバージョンアップの時点で表示が変わるため、「期間」の入力漏れがないか確認してください。
新機能
制作プロセス
- 資材明細エディタ — 【制作指図】の画面で、【資材明細】をまとめて登録・編集できるようになりました。【制作指図】の画面に資材明細のエディタを追加し、行の追加・コピー・並べ替え・削除と、選択した行への一括設定ができます。「投入ステータス」が「投入済」「キャンセル」の行は、「商品・サービス」「必要数量」「単位」「予定投入日」を変更できません。ツバイソIMAをご利用の場合は、倉庫・棚・ロットの指定と、引当・出庫の実行もエディタから行えます。【資材明細】の登録はこのエディタに一本化し、リストビューの「新規」ボタンを外しました。
- 資材明細の金額と、総費用・管理会計への反映 — ツバイソIMAをご利用の場合、在庫から投入した材料費を、制作指図・案件・受注の総費用と管理会計で確認できるようになりました。【資材明細】に「単価」「基準単位数量」「金額」などを追加し、ツバイソIMAが設定する単価と基準単位数量から「金額」を計算します。「金額」は【制作指図】【案件】【受注】の「直接材料費[資材明細]」と「総費用」に積み上がり、【原価計算票】の「直接材料費[資材明細][集計]」も「金額」から集計します。【資材明細】を保存すると、予定の【管理会計2】(「管理会計種別」が「資材明細」)を作成します。
※【制作指図】の「未完成時の資産性」にチェックを入れている場合、【資材明細】から作成した取り崩しの【管理会計2】の「計上日」は、【制作指図】の「納品予定日」だけで決まります。【制作指図】の「得意先検収日」「納品予定日」を変更しても、この【管理会計2】は作り直されません。
※【制作指図】の「セグメント種別1」〜「セグメント種別3」を変更しても、【資材明細】から作成した【管理会計2】の同じ項目は、その【資材明細】を次に保存するまで変更前の値のままです。
その他全般
- 完了しなかった非同期処理の記録 — 非同期処理で完了しなかった処理を、システム管理者が画面で確認できるようになりました。自動転記・積み上げ集計・ツバイソERP連携・帳票作成などの非同期処理で、自動の再試行を繰り返しても完了しなかった処理と、処理数の上限に達して開始できなかった処理を、新しく追加した【失敗非同期ジョブ】に記録します。これまでの管理者宛のメール(開始できなかった場合は操作したユーザーのChatterへの投稿も)によるお知らせは、この記録に置き換わります。【失敗非同期ジョブ】は、権限セット「ツバイソPSAシステム管理者」を割り当てたユーザーが参照できます。
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Tsubaiso Intelligence対応(ヘッドレス対応)の拡充 — 画面を介さずAIや外部システムから実行できる処理が広がりました。画面から操作した場合と同じ権限・整合性のチェックで処理します。
- 許可した処理を1つの入口から一覧・実行でき、失敗した場合は作成・更新したレコードを取り消します
- 【制作指図】の【配員】と進行基準売上の【納品】の作成、【資材明細】の作成・更新・削除
- 【経費精算】【原価計算票財務記録】【財務記録】【銀行口座マスタ】のツバイソERPへのシステム連携
- 財務記録の手動登録と、管理会計2への反映 — 外部のシステムで管理している残高なども、案件・部門の損益に集計できるようになりました。【財務記録】の一覧と明細の関連リストに「新規」ボタンを表示し、画面から仕訳を登録できます。【財務記録明細】を保存すると、借方・貸方ごとに【管理会計2】を作成し、【勘定科目マスタ】の「集計科目」に応じた項目へ集計します。【財務記録】に「案件」「制作指図」と「貸借差額」などの金額の項目を追加し、部門(会計)・案件・制作指図は【財務記録】で指定します。「貸借差額」が0でない【財務記録】は、一括申請とツバイソERPへの連携ができません。あわせて、標準レポート「財務記録仕訳生成」を追加しました。
- 汎用ワークフロー(ツバイソWF) — 稟議などの社内の申請と承認を、ツバイソPSAの承認の仕組みで管理できるようになりました。アプリ「ツバイソWF」の【ワークフロー】で、申請種別・件名と、申請の目的・理由・詳細を書く「内容」などを入力して承認申請します。標準の申請種別は「汎用稟議」で、設定により申請種別を追加できます。利用する方には、権限セット「ワークフロー(ユーザ)」「ワークフロー(管理者)」のどちらかを割り当ててください。
※進行基準売上の【納品】は、画面から作成する場合も、確認画面をすべて通ったあとに一括で作成するようになりました。作成できるのは「収益認識基準」が「進行基準」「原価回収基準」の【制作指図】だけです。
※「集計科目」が「仕掛品たな卸高」「他勘定振替高」「営業外損益」「純資産」の仕訳は、【管理会計2】の「未集計」に計上されます。購買の費用を仕掛品へ自動で計上している場合は、同じ期末の仕掛品の振替を【財務記録】で重ねて登録しないでください。【財務記録】の一覧に「新規」ボタンが表示されない場合は、リストビューボタンレイアウトで「新規」にチェックを入れて保存してください。独自のアプリで財務記録明細のレコードページを指定している場合は、7.0のページを割り当ててください。
※ツバイソIMAの資材投入の財務記録で作成する【財務記録】にも「制作指図」「案件」を設定するため、材料費の実績を【管理会計2】で同じ制作指図・案件に集計できます。
機能改善
売上プロセス
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移動平均原価にもとづく原価の表示と計上の見直し — カスタム設定「移動平均単価機能を使用」が有効な場合、見積・受注の明細で移動平均単価を確認でき、見積の段階の原価にも使えるようになりました。
- 【見積明細】【受注明細】の詳細画面に、商品・サービスを選んだ時点の「移動平均単価(基準単位)」を参考値で表示します
- 在庫管理対象の商品について、見積原価の【管理会計2】の「商品仕入高」を移動平均原価で計上します(作成済みの分は再計算しません)
- 【見積明細】【受注明細】【売上明細】【受注】の移動平均原価ベースの原価・利益などの11項目を内部管理の項目に変え、画面と権限セットから除きました(値の計算は従来どおり)。レポートなどで参照している場合は見直してください
- ECから発注された受注の契約期間の変更 — 得意先がECから発注した【受注】でも、受注を却下せずに、契約期間を実際の発注日に合わせて直せるようになりました。「ツバイソロック(EC)」が掛かった【受注】で、「契約開始日」「契約終了日」「明細に期間を反映」を編集できます。「明細に期間を反映」にチェックを入れて契約期間を変えると、【受注明細】の計上開始日・計上終了日に反映されます。ほかの項目は従来どおりロックされます。
調達プロセス
- 発注用納品先の追加 — 受注と発注で別々の納品先を自動で設定できるようになりました。同じ取引先を得意先と仕入先の両方で使っていても、受注向けの納品先が発注に入らなくなります。【取引先関連情報】に「発注用納品先」を追加し、「納品先を指定する」の名前を「受注用納品先」に変えました(設定済みの値は引き継がれます)。納品先が空欄の【発注】などの調達プロセスのレコードには、受注から作成した【発注】では受注の納品先を、それ以外では仕入先の「発注用納品先」を設定します。受注・納品の動きは変わりません。
※「発注用納品先」に選べるのは、【取引先関連情報】の「納品先」にチェックが付いた取引先です。独自のページレイアウトをお使いの場合は、「発注用納品先」を画面に追加してください。
制作プロセス
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資材明細の入力ルールの整備 — 【資材明細】を、ほかの明細と同じルールで登録できるようになりました。
- 「単位」を、【商品・サービス】の「基準単位」「代替単位1」「代替単位2」から選ぶ必須の項目に変えました(作成済みの【資材明細】の更新時も入力が必要です)
- 「行番号」を追加し、未入力なら同じ【制作指図】の中の最大の行番号に1を足した番号を入れます
- 「商品・サービス」には、「制作プロセスで使用」と「在庫管理対象」にチェックが付いたものだけを設定できます(更新時も同じです)
- 「投入ステータス」に「引当済」を追加し、これまでの「引当済」の名前を「引当済(旧)」に変えました。「投入済」「キャンセル」の後は「投入ステータス」を変更できません
- 原価計算票の直接労務費への仕入経費・経費精算の集計 — 下請への施工委託費などを労務費として計上している場合に、【原価計算票】で労務費として確認できるようになりました。【購買原因マスタ】【経費精算原因マスタ】の勘定科目の集計科目が「(制)労務費」の【仕入経費明細】【経費精算明細】の金額を、直接経費ではなく直接労務費に集計します(「集計値を更新」の実行時に反映)。【原価計算票】に「直接労務費[仕入経費][集計]」「直接労務費[経費精算][集計]」を追加し、「直接労務費[集計]」の名前を「直接労務費[配員][集計]」に変えました。費目の内訳が変わるだけで、「制作原価計」は変わりません。
マスタ関係
- 請求先・納品先・支払先の取引先責任者の転記 — 請求先・納品先・支払先ごとの担当者を、【請求】【納品】【支払】に転記できるようになりました。新規作成時に、請求先・納品先・支払先に指定した取引先の【取引先関連情報】に取引先責任者が設定されていれば、それを優先して「取引先責任者1」〜「取引先責任者3」に転記します。設定されていない場合は、従来どおり得意先・仕入先の【取引先関連情報】から転記します。すでに設定している場合は、バージョンアップ後に作成するレコードから転記元が変わります。作成済みのレコードは変わりません。
- 税区分マスタの無効化 — 使わなくなった税区分を選択肢から外し、誤入力を防げるようになりました。【税区分マスタ】に「無効」を追加しました。「無効」にした【税区分マスタ】は、各画面で税区分を選ぶときの検索の候補に表示されず、適用日基準による消費税区分の自動判定でも置き換え先に選ばれません。設定済みのレコードの値はそのまま残ります。【商品・サービス】に設定したままの税区分は新しい明細に転記されるため、無効にするときは【商品・サービス】の設定も変えてください。
その他全般
- 受注・発注の一括承認 — 【受注】【発注】を、リストビューからまとめて承認できるようになりました。リストビューで最大200件の「一括承認」にチェックを入れて保存すると、すべてのレコードが承認されます。承認後の自動作成を設定している場合は、後続のレコードも従来どおり作成されます。承認は保存後に順に処理され、200件でおよそ2〜3分で完了します。再試行の上限を超えて処理できなかった場合は【失敗非同期ジョブ】に記録し、管理者宛のメールでお知らせします。「要個別承認」にチェックがあるレコードは、従来どおり対象外です。
- 数量の小数第4位までの入力 — 明細の数量を、小数第4位まで入力・保存・表示できるようになりました。見積・受注から発注・検収・支払、制作指図・資材明細・製造実績まで、「数量」「見込数量」「必要数量」などが対象です。赤黒修正や後続のレコードの自動作成でも、小数第4位まで引き継ぎます。金額・税額の計算の桁と「期間」の桁は従来どおりです。ツバイソIMAとの数量の連携でも、小数第3位・第4位が丸められなくなります。明細エディタでは、小数第5位以下の数量は保存できません。これまでに小数を含む数量で赤黒修正・契約変更を行い、赤伝の数量が元の明細と相殺していない場合は、自動では直らないため個別に修正してください。
- 業務メニューへの画面の追加 — 業務メニューから、【手形・電債等】【為替予約】などの画面を開けるようになりました。取引開始のグループに【案件メンバー】、制作プロセスのグループに【タイムチャージ】とタイムシート登録画面、経理のグループに【手形・電債等】【為替予約】を追加しています。
- 旧管理会計の整理 — 【管理会計2】に置き換わった旧管理会計を、権限セットと業務メニューから外し、【管理会計2】だけを使う形に整理しました。権限セット「管理会計(管理)」「管理会計(参照)」「管理会計(ユーザ)」から旧管理会計の権限を除き、業務メニューの経理のグループからも外しました。これらの権限セットだけを割り当てたユーザーは、旧管理会計のタブとレコードを開けなくなります。データは削除しておらず、システム管理者は参照できます。過去のデータを見る必要がある場合は、担当までお問い合わせください。
- 製造実績の関連リストの「新規」ボタンの非表示 — 【制作指図】と食い違う【製造実績】が作られることを防げるようになりました。【制作指図】の【製造実績】の関連リストから、「新規」ボタンと所有者を一括で変更するボタンを除きました。【製造実績】は、【制作指図】の「製造実績作成」にチェックを入れて作成してください。独自のページレイアウトには反映されません。
- 入金予定日・支払予定日の計算での銀行休業日の考慮 — 取引先に銀行口座を設定している場合に、「入金予定日」「支払予定日」を、ツバイソERPでの計算に合わせて銀行の休業日を避けた日で計算するようになりました。【請求】は請求先の【取引先関連情報】に「銀行口座マスタ(入金先)」が、【支払】はレコードの「銀行口座マスタ(支払元)」が設定されている場合に、12月31日・1月2日・1月3日を休日として扱います。新しく作成したレコードと、予定日を再計算するレコードが対象で、確定済みの予定日は変わりません。
- 為替予約の「外貨建予約残高」の自動設定 — 【為替予約】を登録したあと、「外貨建予約残高」を入力しなくても、【受注】【発注】の「為替予約」で選べるようになりました。【為替予約】の新規作成時に「外貨建予約残高」が空欄の場合、「外貨建予約額」の値を設定します。「外貨建予約残高」を入力した場合は、入力した値を優先します。
- スマートフォンからの領収書画像の取り込みの改善 — スマートフォンで撮影した容量の大きい領収書画像も、そのまま取り込めるようになりました。領収書画像から【経費精算】を作成する画面と明細を追加する画面で、3MBを超える画像(jpg・png・gif・bmp、1ファイル20MBまで)を、3MB以下に自動で圧縮してから読み取ります。圧縮した画像は、JPEG形式で明細に添付されます(PDFは圧縮の対象外で、3MBまでです)。あわせて、Salesforceモバイルアプリで処理の完了後に白紙の画面が表示される事象を解消しました。
不具合修正
売上プロセス
- 契約自動更新・契約変更で作成される明細の「期間」 — 契約自動更新・契約変更で作成される【受注明細】【発注明細】の「期間」が、月の途中から始まる契約で1ヶ月多く(1年契約なら12ではなく13)登録される不具合を修正しました。今後作成される明細は契約の長さどおりの「期間」になり、金額も正しく計算されます。月の1日から始まる契約は従来と同じです。月の途中から始まる契約では、計上回数(月数)と期間の一致確認結果が「一致」から「不一致」に変わります。作成済みの明細は自動では直らないため、「期間」と計上開始日・終了日を見比べて確認してください。
- 「期間単位」が空欄のT&Mの明細を含む契約自動更新のエラー — 「収益認識の方法」「費用認識の方法」が「T&M」で「期間単位」が空欄の【受注明細】【発注明細】があると、契約自動更新がエラーになる問題を解消しました。更新後の明細は「期間」を空欄のまま作成します。失敗したときは、作成途中の更新後の【受注】【発注】を削除し、複写元の「契約更新受注作成済」「契約更新発注作成済」を未設定に戻して、複写元の【受注】【発注】のChatterに通知します(これまでは更新後の【受注】【発注】に通知していました)。
- 期間が1ヶ月未満の受注明細の売上計上金額 — 「収益認識の方法」が「期間収益」の【受注明細】で「期間」に1ヶ月未満の値を入力すると、「売上計上金額(合計)」と【管理会計2】の「売上高」が受注金額を超える(0.5ヶ月なら2倍)不具合を修正しました。1ヶ月未満では、「金額(税抜)」「売上計上金額(合計)」と、作成される【期間収益明細】【管理会計2】の金額が一致します。1.5ヶ月などの小数でも、【管理会計2】の合計が受注金額と一致します(【見積明細】から作成する分も同様)。作成済みの【管理会計2】は、明細を更新したときに作り直されます。
- 原価標準単位を設定した商品・サービスの標準原価 — 【商品・サービス】の「原価標準単位」と「基準単位」が異なる場合に、【見積明細】【受注明細】の標準原価と「利益率」が単位の比率の分ずれる不具合を修正しました。明細の「原価標準」に、基準単位あたりに換算した金額を転記します(例: 1箱3,000円で1箱10個なら300円)。明細エディタでの商品・サービスの選択、価格表からの追加、商談からの見積の作成などが対象です。作成済みの明細は変わらないため、直す場合は明細エディタで商品・サービスを選び直してください。
- 積み上げ集計の再計算で「納品金額(税抜)」が空欄になる不具合 — 【受注】で「ツバイソ積み上げ集計再計算」にチェックを入れて再計算すると、「納品金額(税抜)」が空欄になる不具合を修正しました。再計算でも【納品】の金額が集計され、正しい金額が入ります。これまでの再計算で空欄になった【受注】も、もう一度再計算すると正しい金額になります。
- 明細エディタの「利益率(移動平均原価ベース)%」のヘルプ — 【受注】【売上】の明細エディタで、「利益率(移動平均原価ベース)%」のヘルプに見積の項目名が表示される不具合を修正しました。見積・受注・売上のどの明細エディタでも、同じ計算式の説明が表示されます。
調達プロセス
- 経過措置控除額が再計算されない不具合 — 【仕入経費明細】で「税区分マスタ(購買)」だけを変更したときに、「インボイス制度経過措置控除額」「税額」「金額(税抜)」が再計算されない不具合を修正しました。「単価(税抜)」を変えずに「税区分マスタ(購買)」を変えた場合も、変更後の【税区分マスタ】の「経過措置控除割合」で再計算されます。インボイス制度経過措置控除額の自動計算を有効にしている場合の、計上日が2023年10月1日以降の明細が対象です。
- 発注明細をまとめて作成するときのエラー — ツバイソIMAをご利用の場合に、1回の処理で約90件以上の【発注明細】を作成するとエラーになる問題を解消しました。データのインポートや外部システムからの連携などで多数の明細をまとめて作成しても、明細の件数に応じて処理の負荷が増えないようにしています。
- T&M費用の帳票の宛先 — 【T&M費用】のPDF帳票の宛先が、仕入先ではなく納品先から設定され、納品先が決まらない場合は空欄になる不具合を修正しました。【検収】【期間費用】と同じく、仕入先の【取引先関連情報】の宛名・住所を設定し、仕入先宛ての帳票を発行できます。バージョンアップ前に作成したレコードの宛先は更新されないため、これから帳票を発行するレコードの宛先を確認してください。
- 支払明細のキャッシュフローの管理会計2が「未設定」に計上される不具合 — 【支払明細】から作成されるキャッシュフロー(「集計区分」が「CF」)の【管理会計2】で、購買側の集計科目が「商品仕入高」「一般管理費」などであっても、金額が「未設定」に計上される不具合を修正しました。【購買原因マスタ】の勘定科目の集計科目に応じて、「商品仕入高」「一般管理費」「販売費」や、(制)・(制間)の材料費・経費・外注費などの項目に計上されます。作成済みの【管理会計2】は自動では直らないため、対象の【支払明細】の「管理会計を再作成」にチェックを入れて保存してください。
制作プロセス
- 承認後に追加した案件メンバーに制作指図が共有されない不具合 — 【制作指図】の開始承認・完了承認の後に【案件メンバー】を追加すると、【配員】は共有されるものの【制作指図】が共有されない不具合を修正しました。承認の前後にかかわらず、追加したメンバーへ【制作指図】が共有されます。バージョンアップ前に承認後に追加したメンバーへは、さかのぼって共有されないため、メンバーを追加し直すか、【制作指図】の「レコード共有の更新」にチェックを入れて保存してください。
- 購買から計上した(制)労務費が仕掛品へ振り替わらない不具合 — 【制作指図】の「未完成時の資産性」にチェックを入れている場合に、【発注】【検収】【仕入経費】などの購買から計上した集計科目が「(制)労務費」の金額が、【管理会計2】の資産計上・取り崩しの行で「未集計」に入る不具合を修正しました。【原価会計処理方法】の「未完成-借方-直接労務費」に集計科目が「資産」、「未完成-貸方-直接労務費」に「仕掛品たな卸高」または「他勘定振替高」の勘定科目を設定している場合に、【配員】の労務費と同じく振り替わります。「(制間)労務費」は対象外です。
- (制間)材料費・経費・外注費が管理会計2に重ねて計上される不具合 — 【制作指図】の「未完成時の資産性」にチェックを入れている場合に、集計科目が「(制間)材料費」「(制間)経費」「(制間)外注費」の購買から作成される【管理会計2】で、資産計上・取り崩しの行にも発生した行と同じ金額が残り、これらの項目が3倍に計上される不具合を修正しました。作成済みの【管理会計2】は自動では補正されないため、該当する資産計上・取り崩しの行の「(制間)材料費」「(制間)経費」「(制間)外注費」を空にしてください。
マスタ関係
- 社員部門マスタを終了済にしたときのエラー — 【社員部門マスタ】が終了済(「終了日」の到来・「部門終了済」・「退職済」のいずれか)になったときに、公開グループ・キューのメンバーを設定し直す処理がエラーになる問題を解消しました。システム管理者へのエラーメールも送信されません。公開グループ・キューからの除外はこれまでどおり行われるため、設定を直す作業は不要です。あわせて、終了済とそうでないレコードを一度に更新したときに、ほかの社員の公開グループ・キューのメンバーの記録を取り違えるおそれがある不具合も修正しました。
- 取引先のデータ同期で端数処理の設定が切り捨てで上書きされる不具合 — 【取引先債権債務情報】のデータ同期を実行すると、ツバイソERPの取引先マスタの見積書・請求書の明細の端数処理の設定が、切り捨てで上書きされる不具合を修正しました。ツバイソPSAの「見積書・請求書の明細の端数処理設定」の値を送り、空欄のときは送らないため、ツバイソERP側の設定が保たれます。あわせて、この項目を【取引先債権債務情報】の詳細画面に表示し、選択肢の表示を「1」「2」「3」から「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」に変えました。切り捨てで上書きされた設定は自動では元に戻らないため、該当する取引先はツバイソERPの取引先マスタで直してください。
その他全般
- ロック競合による積み上げ集計・PDF帳票の自動添付の失敗 — 複数の処理が同じレコードを同時に更新してロック競合が起きると、積み上げ集計が更新されないまま残ったり、PDF帳票の自動添付が一部エラーになったりする不具合を修正しました。ロック競合が起きた場合は自動で再実行します。再実行を繰り返しても完了しない場合は【失敗非同期ジョブ】に記録し、積み上げ集計については管理者宛のメールでもお知らせします。ロック競合が起きるたびに届いていたエラーメールは届かなくなります。すでに更新されないまま残っている集計値は自動では補正されないため、集計先の【受注】【発注】【案件】【制作指図】【調達】【商談】で「ツバイソ積み上げ集計再計算」にチェックを入れて保存してください。
- 非同期処理の打ち切り時の記録・通知に、処理の全項目が出力される不具合 — 非同期処理が再試行の上限を超えて打ち切られたときに、【ツバイソログ】と管理者宛のメールへ、処理が持つ値がすべて出力される不具合を修正しました。今回から、PDF帳票の作成など一部の処理は対象のオブジェクトやレコードIDを、そのほかの処理は処理の種類だけを出力します。処理数の上限で開始できなかったときのエラーメッセージも同様です。
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明細エディタのツバイソIMA連携の不具合 — ツバイソIMAをご利用の場合の、明細エディタの次の不具合を修正しました。
- 【納品明細】【検収明細】で代替単位を選ぶと、在庫情報に表示する基準単位の数量が換算されない。【納品明細】の利用可能数のチェックも基準単位に換算した数量で行うため、基準単位より大きい代替単位では、これまで検知されなかった在庫不足がエラーになります
- 【発注明細】【受注明細】【納品明細】【検収明細】で見出しの明細を登録・更新すると、保存されているのにエラーが表示される。重複して登録された見出しの明細は自動では削除されないため、不要な場合は削除してください
- 却下申請の承認でのロックのエラー — 承認済のレコードに出した却下申請を、ツバイソロックをかけた本人以外が承認すると、ロックのエラーになる問題を解消しました。承認者の交代や代理承認などで、ロックした人と承認者が異なる場合も承認できます。【調達依頼】【受注】【経費精算】など、承認でツバイソロックをかける各オブジェクトが対象です。
- 承認済レコードの赤黒修正でのエラー — 「ツバイソロック(承認)」がONの【期間収益】【期間費用】【請求】【支払】で赤黒修正を実行すると、赤・黒のレコードの作成後にロックのエラーになる問題を解消しました。元のレコードの「赤黒修正」にもチェックが付き、最後まで完了します。これまでにエラーになった赤黒修正は自動では補正されないため、元のレコードの「赤黒修正」がオフのまま残っている場合はチェックを入れ、赤・黒が二重に作成されている場合は不要なレコードを削除してください。
- 支払かがみの「承認モード」の項目権限の不具合 — 権限セット「支払かがみ(参照)」「支払かがみ(情シス)」に【支払かがみ】の「承認モード」の項目権限がなく、画面やレポートで「承認モード」を参照できない不具合を修正しました。「支払かがみ(参照)」では参照、「支払かがみ(情シス)」では参照・編集ができます。権限セットを複製してお使いの場合は、複製した権限セットに「承認モード」の項目権限を付けてください。
- 「ツバイソ電子取引の機能設定」ボタンが実行できない不具合 — 権限セット「ツバイソEC(カスタマーユーザ有効化)(デプロイ)」を割り当てたユーザーが、取引先責任者の「ツバイソ電子取引の機能設定」ボタンを実行すると、権限がないと判定されて機能設定の画面が開けない不具合を修正しました。この権限セットを割り当てるだけで実行できます。
- 無効にしたECのレコードの件名に[無効]が付かない不具合 — 【納品EC】【期間収益EC】【T&M収益EC】【請求EC】【発注EC】【仕入先納品EC】【仕入先期間収益EC】【仕入先T&M実績登録EC】【仕入先請求EC】で、「無効」にチェックを入れて保存しても「件名」の先頭に[無効]が付かない不具合を修正しました。【得意先発注EC】と同じく、無効にしたレコードを件名で見分けられます。
- マスタコードの設定が済んでいない財務記録がツバイソERPへ連携される不具合 — 【財務記録】のシステム連携画面で、マスタコードの設定に失敗した【財務記録】も「ツバイソERP連携を実行」でツバイソERPへ連携されてしまう不具合を修正しました。【売上】【仕入経費】などのシステム連携と同じく、明細の「マスタコード設定ステータス」がすべて「設定済」の【財務記録】だけを連携します。連携の前に「マスタコードを設定」を実行してください。
- 一括作成のエラーメッセージが長いと全件が作成前に戻る不具合 — 【請求】から【入金予定】を一括作成したときに、255文字を超えるエラーメッセージが出ると結果の書き込みも失敗し、対象の全件が作成前に戻ったうえ「入金予定一括作成結果」も空欄になる不具合を修正しました。エラーメッセージは項目に収まるよう切り詰めて表示し、成功した【請求】の【入金予定】はそのまま作成されます。【支払】からの【支払予定】の一括作成、【売上】【請求】【仕入経費】【支払】の一括作成、ツバイソERP連携、【請求かがみ】【支払かがみ】の帳票作成の結果にも同じ対応をしています。
- 外貨建ての明細の金額が0円になる不具合 — カスタム設定「ツバイソ外貨建取引機能の使用」がONの場合に、【受注】【発注】【仕入経費】などで為替レートが未設定のまま明細が再計算されると、明細の金額・単価が0円で上書きされる不具合を修正しました。為替レートが未設定の間は金額を据え置き、為替レートを設定するとその時点の入力にもとづいて正しい金額に更新されます。あわせて、締処理済・承認済・無効のレコードでは、明細の金額を再計算しないようにしました。
- 領収書画像からの経費精算の作成での認証エラー — カスタム設定「クライアント認証トークンを使用」をONにし、ツバイソERPでクライアント認証トークンを登録している組織で、領収書画像から【経費精算】や明細を作成するとエラーになる問題を解消しました。画像の読み取りと明細の作成が正しく行えます。あわせて、領収書画像をまとめて取り込んだときに、すべての画像の読み取りに失敗した場合は、明細のない【経費精算】を作成しないようにしました。
- 経費精算の承認・却下時にChatter通知が届かない不具合 — 【経費精算】の事前申請・精算申請を最終承認・最終却下しても、申請者へChatterで通知されない不具合を修正しました。修正したのは、新しく構築する組織で使う承認プロセスのひな形です。ご利用中の組織の承認プロセスはバージョンアップでは変わらないため、通知が届かない場合は担当までお問い合わせください。