はじめに
ここをご覧になっているということは、皆さんは会社経営に関わる方だと思います。
起業家、社長、役員かもしれませんし、管理部門、情シス、経営企画室の責任者、経営コンサルタント、公認会計士や税理士かもしれません。もしかしたら、会社経営を勉強中の学生かもしれません。
会社経営は色々な要素の集まりですが、ここでは、日々の会社経営に必要な業務プロセスを正しく行うことを目的に、ツバイソPSAの使い方を学んでいきましょう。
体系的な話はツバイソPSAヘルプ・仕様をご覧いただくとして、ここでは、まずは触って、体感して理解することを目的にしています。最初は基礎的なところから初め、段々応用的な使い方に慣れていきましょう。ツバイソを使えば、最終的には上場企業の中でも管理レベルの高い企業の経営管理体制を実現することができます。早速、はじめましょう。
幡ヶ谷システム株式会社
幡ヶ谷システム株式会社は、佐藤藤吉さんが立ち上げたシステム開発会社です。今はまだ創業社長の佐藤さんだけの一人会社ですが、将来は上場も目指しているため、小さいながらも上場会社に負けないレベルの経営管理体制です。
今回、近所のお気に入りの笹塚カフェからPOSレジ導入の依頼を受けました。佐藤さんは、いつものように、ツバイソを使ってスマートに仕事を始めます。ツバイソがほとんどの仕事を自動化してくれるのでとても簡単です。
トライアル環境へのログイン方法
早速salesforceにログインして、ツバイソPSAを起動しましょう。
今回のチュートリアルでは「佐藤藤吉」さんで操作します。まずは、こちらを参考に佐藤藤吉さんでログインするところまで進めてください。
(注意)システム管理者のまま操作すると、通常編集できない項目の編集が行えるため、不整合なデータが作成され、システムエラーが発生する場合があります。必ずシステム管理者以外でチュートリアルを行ってください。
佐藤藤吉さんでログイン後の画面左上のアイコンをクリックし、検索ウィンドウに「psa」と入力し、「ツバイソPSA(案件担当者用)」を選択してください。
もう一つ「ツバイソPSA(管理部門用)」というアプリケーションもあります。こちらも参考までに開いてみてください。上にメニューが並んでいるタイプの従来型のUIなので、こちらが好みという方はこちらでも構いません。メニューから一覧を開いて個別のレコード(伝票)にアクセスするスタイルで、管理部門やマネジメント層に向いています。
このチュートリアルでは現場担当者に使いやすい「ツバイソPSA(案件担当者用)」で説明します。こちらのUIは、案件ごとにそのサブプロセス(見積、受注など)をサブタブで同時に開いて置けるので、自分の担当案件をいくつか常に開いておきたい現場担当者向けのUIとなっています。
ツバイソPSAの基本操作については基本操作方法(共通)をご覧ください。いつでも確認できるように別タブに開いておくと便利です。まずは、最低限どの機能でも共通の画面の基本構成を把握しましょう。これを把握しておくことで、どの機能でも共通の考え方で使えるようになります。
道具はちょっとしたノウハウを知っているかどうかで効果が大きく変わります。ツバイソのコミュニティに随時ノウハウ情報をUPしていますので、併せて参考にしてください。
業務プロセスを一巡してみましょう
※【省略可】マークがある項目はチュートリアルを行うにあたって省略可能です。
案件作成
まずは今回の案件、プロジェクトをまとめる入れ物、「案件」を作成しましょう。
見積
見積り業務を管理するための入れ物、「見積」を作成しましょう。
受注
受注業務を管理するための入れ物、「受注」を作成しましょう。
発注
今回受注したPOSレジ機器と月額で発生するライセンスを東POS株式会社に発注しましょう。
検収
東POS株式会社に発注したPOSレジ機器が納品されたので、検収しましょう。
納品
笹塚カフェへのPOSレジ機器と導入支援業務も無事完了しました。納品を行い、検収してもらいましょう。
ライセンス収入(期間収益)の管理
笹塚カフェに対してはPOSレジ機器の利用に伴って毎月ライセンス収入が発生する契約を結んでいます。期間の経過に従って発生するライセンス収入、最近だとサブスクリプションモデルで必要な管理をここで行いましょう。
ライセンス費用(期間費用)の管理【省略可】
毎月のライセンス収入の見合いで東POS株式会社に対してライセンスの仕入の契約を結んでいます。期間の経過に従って発生するライセンス費用やサブスクリプションモデルの費用管理をここで行いましょう。
請求
納品、検収も終わったので、請求を行いましょう。
売上の計上
仕事の成果として売上を計上しましょう。
支払
検収、期間費用の計上も終わりましたので、支払(支払のための準備)を行いましょう。
仕入経費の計上
原価の一部を構成する仕入経費を計上しましょう。
債権回収【省略可】
幡ヶ谷システム株式会社は、ツバイソERPを使って銀行データと会計まで一体として債権管理を行なっていますが、ここではツバイソPSAの範囲での債権回収管理をしてみましょう。
案件業績管理
案件、プロジェクト中は、案件担当者やプロジェクトマネージャは、リアルタイムで現状を把握する必要があります。その定量的な現状把握の技術、世界共通言語として管理会計があります。早速、個別の案件、受注の業績管理の方法について見ていきましょう。