はじめに
プロジェクトマネジメントはQCDのコントロールが大事です。
今回、納入期限:20X3/12/25として受注し仕事を進めてきましたが、納入直前になってトラブルが発生し、引渡予定日が20X3/1/10に変更となる見込みとなりました。トラブル対応は佐藤さん、加藤さんにお任せし、我々は業務管理についてのみ見ていきましょう。
スケジュールの変更で行うべきことは、プロジェクト管理をしている制作指図における「納品予定日」の変更と、このスケジュール変更によって管理会計のフォーキャスト(売上計上予定日、原価計上予定日(仕掛品計上予定日))の修正です。
社内のスケジュール変更ののち、正式な承認を経て顧客との契約の変更を行います。社内と社外のスケジュール変更管理には時間差があるのでそれぞれ別に行います。早速みていきましょう。
※今回の記事は日村恭介さんとして代理ログインして操作していきます。代理ログインの方法はこちらを参考にしてください。
制作指図
まず、プロジェクト管理を行なっている制作指図の「納品予定日」を変更しましょう。
今は「制作中」フェーズにあると思いますので、以下のように「20X4/1/10」に変更します。
そうするとChatter通知に以下のようなメッセージが表示されます。
@Himura Kyosuke
「納品予定日」が変更されたため、関連する納品明細[[ODD-202311-00110]]の「納品予定日」に納品予定日[20X4年1月10日]を転記しました。
実際に納品予定日が変更されたかを確認してみましょう。
「収益認識」タブに移動し、関連する納品明細レコードを見てみましょう。
レコードを開いて確認もしてみましょう。確かに納品予定日が変更されています。
これにより、納品レコードの納品予定日でスケジュール管理をしている営業担当の佐藤さんや他の事務管理担当者にリアルタイムに情報共有ができます。もちろん佐藤さんとは別途密にコミュニケーションします。
受注
納入期限の変更について顧客と契約変更を行う場合は、承認済みの受注について以下の手続きを行います。チュートリアルでは省略します。
- 却下申請を行い却下してもらう(承認ロックが解除される)
- 納入期限を修正する
- 承認申請する(承認後、受注レコードがロックされる)
- 顧客と注文書などの取り交わしを行う
- 納品の納入期限を修正する